昨夜、トチの目をチェックしたところ、ほとんど眼振が分からないような状態になっていました。多少よろけるけれど、1人でソファーに乗り降りしていたし、思いのほか早い回復で胸をなでおろしています。
今朝、目を確認したところ、すでに眼振は治まっていました。散歩はまだ危険だと思い、今朝もブナとクリだけを連れ出したのですが、トチも行きたがり、一緒に玄関に出て行こうとしました。「今日はまだ我慢ね」と言いながら散歩に出て、帰宅すると、私のあとをついて回り、自分も連れて行けと言う。ほかの2頭と同じように牛乳をやってもすねて飲まず、なじるような目で私を見上げたりしています。
これだけ元気なら、もう大丈夫!
人間の場合、病気やケガをした高齢者の場合、肉体的な痛みに加え、機能低下に対する喪失感(精神的な痛み)が伴うことで、相乗的に状態を悪化させてしまうことがありますが、犬は高齢化して機能が低下していくことへの喪失感は感じないから、そういう意味で精神的な痛みによる苦痛はなく、肉体さえ丈夫なら回復も早いのでしょうね。
それにしてもトチは、精神的に安定している犬だなあとつくづく思います。若い頃から落ち着いていたし、パニックにならないタイプなんですね。何があっても精神的に安定しているということは、大事なことだと思います。トチから学ぶことはとても多い。
トチの前庭障害を先生が自分の処置のせいだと、とても心配していたので、朝一番で、眼振が治まったこと、散歩に出たがるほど回復したことを電話で伝えました。
先生が診察中だったので、看護士さんに伝言を頼みましたが、「ご心配をおかけしました。看護士さんたちもいろいろ手を尽くしてくださって、ありがとうございました」と言うと、「よかったですねえ」と心から喜んでくれました。ホント、よかった、よかった。
2日間トチにかかりきりで、仕事がはかどらなかったので、さて、張り切ってやっつけるかな!