埼玉県日高市を流れる高麗川が蛇行して形成した巾着型の場所は「巾着田」と呼ばれ、日本有数の曼珠沙華の群生地。「100万本」と謳われている曼珠沙華は今が見ごろ。今日あたり大変な賑わいだろう。
100万本には遠く及ばないが、いつも行く河川敷でも曼珠沙華の咲く風景が楽しめる。舗装された土手道の脇に1本の赤い帯が続く。
舗装される前、そして10年くらい前に舗装されてから数年は、こんな光景を見た記憶がないので、多分誰かが植えたのだと思う。
でなければ、道の片側にだけ整然と花のラインができるわけないものね。
土手面にもあちこちに曼珠沙華が小さな群生を見せ、とても美しい。昨年より見事な咲きっぷり。
「きれいだねえ」と相槌を求める私に、「別に~」とエリカ様のようにあっちを向いて行ってしまおうとする犬たちを「ちょっとそこに座りなさい」と強引に押しとどめ、青空をバックに鮮やかな朱色と黒を写り込ませる私。
黒犬は表情がベタっとなってしまってちっとも可愛くないけれど、しょうがない。
明日からはまたお天気が悪くなるということだから、青空と朱色の花のコントラストは今日が見納めかもしれない。