妹のパートナーであるダイサク君が、「房総のお土産」といって届けてくれた落花生焼酎「ぼっち」。猫の名前と同じなので買ってきてくれたのだ。
千葉県は落花生の生産量日本一を誇る県。だから焼酎も「落花生焼酎」なのだ。
「ぼっち」というのは、掘り起こした落花生をそのまま高さ2m、直径1mほどに野積みしたものをいう。ちょうどおとぎ話『3匹の子ブタ』に出てくる藁の家の形をしている。「ぼっち」を1カ月ほど天日にさらして乾燥させると、落花生に油がのってくるらしい。晩秋から冬に向かう落花生畑の風物詩だ。
焼酎「ぼっち」の箱書きには千葉県産の「落花生3%使用」と書いてある。ひと口含むと「落花生の」とは言わないけれど、なんとな~く香ばしさを感じる。口当たりはよいほうだと思う。
原材料表示を見ると、米麹と落花生を原料にした乙類焼酎に、糖蜜ととうもろこしを原料にした甲類焼酎をブレンドしている甲乙混和焼酎だった。
落花生の乙種焼酎はわずか18%なのに、麦焼酎とは違う香ばしさ。やっぱり落花生の香ばしさなのかなあ。
ちなみに酒造業界では、ブレンド焼酎で甲類の割合が多いものは「甲乙混和焼酎」、乙類の割合が多いものは「乙甲混和焼酎」と表示することを規定しているそうですよ。「ぼっち」は甲類が82%、乙類が18%なので、ちゃんと「甲類乙類混和」と書いてありました。