私の車は相変わらず音をたてて走る。修理パーツの取り寄せを依頼したスバルのディーラーさんからは、2週間以上過ぎた頃、「欠品しているパーツがあり、修理にかかれなかったけれど、まもなくその部品も調達できるものと思う」と連絡があった。
欠品の理由は「メーカーで製造中なので」というような話しだったのだけど、その後、再び電話があって「いつ調達できるか、明確に言えない」というのだった。「ええ~?!そんなあ~っ!」と心の中で叫びました。
音がなる車は「このまま走っていたら、いつ壊れるか分からない」などと告げられていたから、日常ほとんど使わずに、犬たちの散歩も近所を歩かせるだけで我慢させてきたけれど、いつ修理できるかどうか、分からないまま待ち続けるなんて、気短な私には難しいことだ。
欠品パーツを待ち続け、仮に修理が完了したとしても、新品パーツの力についていけなくなったほかの中古パーツたちがイカレてしまう可能性もある。で、修理に出しても、今度はそちらのパーツがまたまた欠品などということになれば、時間も費用もかさむだけである。
結局、ディーラーさんへの修理依頼はキャンセルした。修理屋のおじさんに相談しに行くと、出入りの中古車業者に聞いてあげるという。
待っていたら翌日電話があり、廃車にする予定のホンダ・シビックが手に入るという朗報が! 平成9年(だったと思う)が初年度登録の車で、走行距離8万キロ。
私が車に求める最低条件は、5ドアで後部座席がフラットになり、犬たちを悠々車載できることや運転席で後部ウィンドウの開閉ができることなのだけど、あとは取り立てて考えていなかった。あっ、もちろん「普通に走って、値段は安く」は必須条件ですけど。
おじさんオススメのシビックはその条件に合っているのだけど、ただ年明けじゃないと回って来ないという。「それまで、今の車を騙し騙し、乗っていてよ。近所なら、まだ大丈夫だと思うから。万が一止まっちゃったら、電話してくれれば、すぐに駆けつけるよ。長距離でどこかに出かけるときには台車を出すから」とまでいう。
そこまで言ってくれるなら、とお願いすることにした。
けれど、大事なことを忘れていた。シビックの何の車種かも確かめず、正確に値段も聞かずに家に帰って来たのでした。
しかしながら、「最高でもこれしか出せません」という私のわびしい懐事情を知っているから、高くてもディーラーさんが出した修理見積にプラス数万くらいで収めてもらえると思う。修理屋さんの店名に「ホンダ」が付いているくらいなので、ホンダの車ならきっとパーツも手に入れやすいのかもしれないし。
それにしても「騙し騙し」と言われたって、その具合が分からんよ。果たしてレガシーは騙されてくれるかしら。
と思いつつ、クリのワクチン接種の時期だったので、レガシーに「ちょっと騙されてね」と言いながら獣医さんに通い、今朝も「またちょっと騙されてね」と言いながら、河川敷に行ったのであった。