昨年5月に右ほほのメラノーマ切除手術を受けたあと、7月くらいからクリの右目の上がへこんできた。酒井先生も「ん? 何かへこんでいるような……」と言う。
そのうちにどんどんへこんできて、今では右目が落ち窪み、眼球があさっての方向に引っ張られてしまっている。普通にしていると白目しか見えなくない時がある。
人が見たら、かなり怖いかもしれない。毛が生えない温泉まんじゅうをくっつけ、片目がへこんで白目だなんて、なんという見てくれになってしまったのだろう!
メラノーマの手術の際に三叉神経のうち、どれかが傷ついたのではあるまいか。この辺りの筋肉を司る神経が切れれば、筋肉が動かず退化(?)していくことになる。だから、へっこんできたのでしょう。
へこむだけで他に支障がないのならいいのだけど、目が窪んで眼球があっちを向いてしまい、溜まった涙が眼やにとなり、視野が狭くなっているというのでは、クリがあんまり可哀想じゃないですか。
クリは眼やにがうっとうしいらしく、よく前肢で右目を拭うようなかっこうをするけれど、それ以外は憂鬱そうにするわけでもなく健気に暮らしている。
今までは私の左側を脚側歩行させていた。つまり私がクリの右側を歩くわけです。でもクリは右目の視野が狭くなってしまい、私が見えにくくなったようなので、公園で自由に歩かせるときも、なるべくクリの視野に入るようにしてあげている。クリちゃん、頑張れ!