うちの犬たちがお世話になっているさかい動物病院では、患者さんに限ってトリミングの予約を受け付けている。今日カヤはうちに来て初めて、ちゃんとトリマーさんにトリミングをしてもらった。
凛とした感じの美人トリマーさんに「どのようにしますか」と聞かれて、「尿漏れもあるので短くカットしてください」と伝えると、トリマーさんは「では、可愛らしく短くカットしますね」とにっこり。
一瞬「可愛らしい感じじゃなくてもいいのだけど」と思ったのは、先日うちに届け物に来た編集者のKちゃんが、外に連れ出して会わせたカヤを見て「ううん、オオタケさんのイメージじゃないですねえ。やっぱりオオタケさんには大型犬のほうが似合うなあ」と言っていたからである。可愛らしい犬は私には似合わないと言うのだ。
私だって、そう思うよ。好みはあるけれど、まあ、この際、似合おうが似合うまいが1頭でも苦境から救ってあげられたら犬種は問わないよ。
シャンプー&カットのほか爪切り、耳掃除などを含め、所要時間は2時間弱ということだったので、カヤを届けたその足で、昨年末にオープンした駅近くのミヤマ珈琲に行き、遅いランチを食べながら詩を書いて待っていた。
頃合いを見て迎えに行くと、イエローのラブラドールのように短くカットしてもらって、すっきりしたカヤがトリマーさんに抱かれて出てきた。「ああ、プロの技術は違うなあ」と感心してしまった。トリマーさんはカヤが嫌がったり動いたりせず、とても大人しく施術されていたと言っていたけれど、それは嘘ではないと思う。
おかげでこんなにすっきり!
カヤがすっきりしたのはいいのだけど、コッカーはトリミングが面倒な犬種のため、代金は7,000円ちょっとかかり、お財布の中もすっきりしてしまった。トホホ。
私のカット代よりはるかに高い。要トリミングの長毛犬種はこの出費を考えておかなければいけないのだな。これから足裏は自分でバリカンをかけ、すっきりカットはせいぜい2カ月に1度にしようっと。