友人の千恵ちゃんが飼っているシニア猫のももちゃんとジジに「湯たんぽを買ってあげた」と言っていたので、あっと思った。
そういえば甘えベタで孤高のボッチは、ベッドにすり寄ってくるものの抱き上げて布団に入れてやろうとすると突っ張って拒否し、うちには中で丸くなる炬燵もない。
ボッチのダンボールハウスがある部屋には暖房がなく、ハウスの中にモコモコの猫ベッドを置いてやっているけれど、この冷え込みだ、やはり寒かろう。
長時間温もっているホッカイロを買ってあげようと思ったが、ゴミが出る。小さな湯たんぽも売ってはいるが、今月は出費を控えたい。
「そうだ!」と私はポンと手を叩いたのだった。熱湯を入れると「アチチ」となって、冬場はあまり使わないアルミボトルをボッチの湯たんぽ代わりに使おうと思い付いたのだ。
熱湯を入れると素手では持てないアルミボトルを、捨てようと思っていた私の靴下で包み、さらに薄手のタオルで包むと、ボッチが添い寝できる暖かさになり、誠に都合がいい。
それをハウスの中に入れてやると、ボッチはいそいそと中に入り、静かにしている。心なしか夜中にあまりギャーギャー鳴かなくなったように思う。鳴くのはボッチのお皿にエサがなくなったときとカヤのウンチが目ざわりなとき、それに湯たんぽが冷たくなったときだ。
家にいるときは1日に2~3回、お湯を入れ替えてやっている。ということで、ボッチはぬくぬくのベッドで大変機嫌良く過ごしております。