桜の季節は終わったけれど、緑が美しい季節がやってくる。「上野界隈の緑の中を歩こう」と出かけて行った。上野のお山を散策したら、ソメイヨシノは「ものの哀れ」を感じさせる姿になっていたけれど、ボリュームのある花房をつけた濃いピンク色の美しい八重桜があちこちで満開で、まだまだ桜の季節であった。
上野公園内にある桜の地図を見たら、園内には40種類以上の桜が植えられていると書かれており、驚いてしまった。桜の品種は実に600種くらい存在するらしい。
徳川家ゆかりの寛永寺門前の桜も見事だったし、徳川家霊廟の手前に咲き誇る桜も淡い色ながら力強く、それでいてたおやかで美しかった。若い頃は八重咲きの桜を暑苦しく感じたものだが、今では好ましく思えるようになった。なぜかしらねえ。人間として力が薄くなってきたからかしら……。
オバチャンたちがヒョウ柄を好んで着るようになったり、妙にケバい服装に移行していくのと同じ感覚だとしたら、ちょっと考えてしまう……。ああ、もう、そんなことより、目の保養、目の保養、心の洗濯、心の選択…。
入園料を惜しんでぼたん園の中には入らなかったけれど、入り口のぼたんを見て「満足、満足」とつぶやいたのであった。
上野公園内にある桜の地図を見たら、園内には40種類以上の桜が植えられていると書かれており、驚いてしまった。桜の品種は実に600種くらい存在するらしい。
これは根津神社の桜
徳川家ゆかりの寛永寺門前の桜も見事だったし、徳川家霊廟の手前に咲き誇る桜も淡い色ながら力強く、それでいてたおやかで美しかった。若い頃は八重咲きの桜を暑苦しく感じたものだが、今では好ましく思えるようになった。なぜかしらねえ。人間として力が薄くなってきたからかしら……。
オバチャンたちがヒョウ柄を好んで着るようになったり、妙にケバい服装に移行していくのと同じ感覚だとしたら、ちょっと考えてしまう……。ああ、もう、そんなことより、目の保養、目の保養、心の洗濯、心の選択…。
入園料を惜しんでぼたん園の中には入らなかったけれど、入り口のぼたんを見て「満足、満足」とつぶやいたのであった。