小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

国土社さんが倒産って……!

2015-07-13 | 
カヤのような繁殖犬のことを、
子どもたちに知ってもらうために、
国土社さんから児童書を出すことになり、
発行は9月の予定だった。

「この説明だと、9歳くらいの子どもにはむずかしいかもしれません」とか
「こんなにエピーソードをもりこむと、子どもたちは混乱します」とか、
児童書を専門に手掛けてきた編集者さんに指摘されながら、
推敲を重ね、原稿はすでにアップしていた。

いよいよ表紙の写真をどうしましょうかと、
先週、私が表紙案を提示したりしているさなか、
国土社さんが、な、な、なんと、
民事再生法の適用を申請したというではないですか!

出版不況といわれて久しく、
また少子化も進む一方だということで、
児童書、教育図書の販売業績が停滞していたらしい。
そこへもってきて、6月26日に取次準大手の栗田が
やはり民事再生法の適用を申請、連鎖倒産が心配されていた。
栗田は国土社さんにも351万円の支払遅延があったそうで、
自力で再建することが困難になったらしいのです。

編集者さんから報告とお詫びの電話があった。
国土社さんでは、販売・業務は通常通りしていて、
このさき何とか再建していくといい、
すでに原稿がアップしている私の本も発行する予定だけれど、
現時点では「再建策が明らかになるまで、
新刊本の発行は当面見送り」ということで、
9月の発行はご破算になってしまった。

私の著書を何冊か出してくれた山海堂は、
長い歴史をもちながら、あっけなく倒産してしまったので、
国土社さんには何とか踏ん張っていただきたい。

編集者さんとは数日後、直接会って、
表紙のことも含め、今後の相談することになっている。
組版を進めている状態だったので、
やはり何とか出版してほしいのだけどなあ。
コメント (2)
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