小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

映画「あん」鑑賞

2015-10-05 | つぶやき
河瀬直美監督作品「あん」の話題は
もうとっくにピークを過ぎた感がありますが、
今日出かけたついでに、都内で唯一まだ上映している
テアトル蒲田まで足を延ばして、鑑賞してきた。

テアトル蒲田は、西口駅前から延びるアーケード街
「サンライズ蒲田」の終わりのほうに建つ
昭和の香り漂う蒲田文化会館の建物の4階にある映画館。
サンライズ蒲田というネーミングも、かなり昭和だけど、
衣食住に関わる商店がずらりと並び、賑わっていた。

1階が百均の店で占められている蒲田文化会館の4階には
テアトル蒲田のほか、蒲田宝塚と2つの映画館があり、
チケット売りのおばちゃんも、もぎりのおばちゃんも、
見事なまでに、椎名誠さんのエッセイに出てくるような
味のある「オババ」で、一瞬タイムスリップしてしまった。


普段、時間をかけてまで、わざわざ蒲田に行く用もないけど、
上映期限が10月9日というこの時期に行って、大正解だった。

「Movie Walker」の情報によれば、244席あるという場内に、
観客はポツリポツリと、わずか10人くらい。
こんな体験、初めてだ!

私はスクリーンの真正面、ど真ん中、
前に邪魔になる頭もなく、ゆったり座って
スクリーンを見上げる感じにもならず(首も凝らず)、
同じ列には誰も人がいなかったから、
気兼ねなく打ち震え、涙を拭いました。

昨年から東村山散策を計画していて、
まだ実行できずにいるのだけど、
その際、多摩全生園や国立ハンセン病資料館、
希望の丘を訪ねるつもりなので、
友人のカサハラさんにお勧めされていた「あん」は
ぜひ観ておきたかったのです。

ポプラ社から刊行されているドリアン助川さんの原作も
読んでみたくなったので、さっそく注文した。

それはよいのだけど、
テアトル蒲田の経営は大丈夫なのだろうか。



コメント
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