小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

詩「祈り」

2014-07-09 | 
 祈り

 手のひらにおさまるほど小さな
 赤ちゃんの靴下が片方
 道ばたに落ちていた

 今この靴下をはいている足が
 しっかりと立って
 ころばずに走りまわるころ
 どこかの国で
 ひもじくて泣いている子どもたちは
 いなくなっているだろうか

 今この靴下をはいている足が
 大人の革靴をはくころ
 どこの国からも
 戦争はなくなっているだろうか

 今このとき
 この靴下をはいている子は
 お母さんの温かいお乳を
 飲んでいるかもしれない

 この子の平和がずっと続きますように
 片方の靴下を
 そっと垣根にかけて
 祈った

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