詩「祈り」
2014-07-09 | 詩
祈り
手のひらにおさまるほど小さな
赤ちゃんの靴下が片方
道ばたに落ちていた
今この靴下をはいている足が
しっかりと立って
ころばずに走りまわるころ
どこかの国で
ひもじくて泣いている子どもたちは
いなくなっているだろうか
今この靴下をはいている足が
大人の革靴をはくころ
どこの国からも
戦争はなくなっているだろうか
今このとき
この靴下をはいている子は
お母さんの温かいお乳を
飲んでいるかもしれない
この子の平和がずっと続きますように
片方の靴下を
そっと垣根にかけて
祈った
手のひらにおさまるほど小さな
赤ちゃんの靴下が片方
道ばたに落ちていた
今この靴下をはいている足が
しっかりと立って
ころばずに走りまわるころ
どこかの国で
ひもじくて泣いている子どもたちは
いなくなっているだろうか
今この靴下をはいている足が
大人の革靴をはくころ
どこの国からも
戦争はなくなっているだろうか
今このとき
この靴下をはいている子は
お母さんの温かいお乳を
飲んでいるかもしれない
この子の平和がずっと続きますように
片方の靴下を
そっと垣根にかけて
祈った
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