看取り
そこにたどり着くには
長い階段をのぼらなければならなかった
途方もないときが過ぎたような気がする
一方で、一瞬のまばたきの間に
過ぎたような気もする
時計の針は指からこぼれ落ち
いま、ここにある肉体さえ
不透明に思えた
けれど
いくどもの深い呼吸の果てに
震える唇が謳ったものは
死への悼みではなく
生を全うしたいのちの営みの
うつくしさだった
こころ通わせた魂は
いつのときも寄り添いあえるから
生きたという刻印は
こころの中にあればいい
適量の酒はたのしみの一つだ。
たまにミニスカートにときめいて
どうせ僕の人生なんて
平凡だ!!
しかし…その平凡に生きる事の美しさは評価されない。
年を重ねるにつれて、平凡に生きることって意外とむずかしくて、
大切なことなんじゃないかと思うようになりました。
おっしゃるとおり、平凡に生きることは美しいと思えるようになったんだと思います。
評価の声が届かなくても、誰かがきっと認めているだろうし、
お天道様も見ていますよ(笑)。