工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

お久しぶりです。

2013年06月29日 | 日記
先週の洋裁教室に

Tさんが

久しぶりに遊びに来てくださいました。




Tさんは ハウステンボスで洋裁教室をしていた頃からの生徒さん。


穏やかで いつもニコニコと笑顔の素敵な方です。




去年の夏頃

体調を崩され 約一年 お休みされていましたが

久しぶりに

遊びに来てくださいました。



体調も落ち着いているとのことで

午前の生徒さんの輪の中に交じり

楽しそうに時間を過ごして帰られました










可愛いお雛さまのストラップ











Tさんのお母様が作られる

お雛さまのストラップです。




「お土産

っと たくさん持って来てくださいました。

感謝




他の生徒さんたちの間でも“可愛い”と大評判





さっそく みなさんの元へお嫁入りしていきました。











これ・・何でできているか わかりますか?











答えは・・シジミの貝殻です。











二枚の貝をあわせてできたお雛さま。

 

貝は 全ての形が一つ一つ違い

同じ貝殻同士でないと 貝は組み合わさらないそうで



貝のお雛さまは とっても縁起物なんですよ。
















Tさんのお母様は

数年前に大病を患われ

そのリハビリにっと

このお雛さま作りを始められたそうです。


「誰かにもらってもらうのが 楽しみなの」


っと 日々 誰かの喜ぶ顔を楽しみにお雛さま作りをされていて


たくさん作り溜めたお雛さまの嫁ぎ先を探している・・とお聞きし




去年の3月に始めて 福岡で手作り展に参加する際、





「ならば!わたしが!手作り展で たくさんの方にお渡ししてきます!」


っと



会場で 

たくさんのお客様にお配りさせていただいた思い出があります



とっても人気があり

最終日には すべて 嫁いでいきました。










手作り展の最終日

仲良くなったお隣りのブースで

Tさんのお母さんを想像しながら

“猫とお花のオブジェ”を選び

繊細な作りのそのオブジェを

帰り道に 壊さないようにハラハラしながら

持って帰ったのも


懐かしい思い出ですね。




お雛さまをお渡ししたお客様

オブジェを買ったお隣りのブースの方

とっても 楽しかった手作り展




また みなさんにお逢いしたいですねぇ。








一つのきっかけが

また 一つの出会いを呼び

また 一つの思い出を作る・・・


お雛さまストラップを眺めながら

本当に

いろんなことが思い出されます。












七夕も近いので・・・










福笹の葉に飾ってみました。













八月のお盆までは 忙しいので

それが過ぎたら

また 教室にもでてきますね




っといつものにこやかな笑顔で帰っていかれたTさん。


ほんの少しの時間でしたが

教室の笑い声の中

Tさんの笑顔が見られたのが

私にとっても嬉しい時間になりました。
コメント