☆心に留まった光景☆

ささやかな感動した景色、出来事を載せてゆきたいです。

コロッセオ ⑨

2018年11月10日 | Weblog

ポンペイの後はバスで250キロ乗ってローマに夜着きました。
次の日バスでコロセウムへ。朝早くバスから見ると太陽でコロセウムが輝いていました。
コンスタンティヌスの凱旋門とお隣のコロッセオが並んで写ってます。
  
コンスタンティヌスの凱旋門312年に、西ローマの副帝で後のローマ帝国皇帝となったコンスタンティヌスが、
テヴェレ川にかかる「ミルウィウス橋」の戦いで正帝マクセンティウスに勝利しえた事を讃えて建造された凱旋門だそうです。
テヴェレ川はローマの北に流れて、そこにかかる最も重要な橋の一つです。
大きなコロッセオの隣で小さく見えますが、ローマ最大の大きさで高さ21m、幅25.7m、奥行き約7.4mもある凱旋門です。

1960年のローマオリンピックでのマラソン競技のゴール 地点で、アベベ世界最高記録の2時間15分16秒2で優勝しました。
全く無名で裸足のアベベがゴールのコンスタンティヌス凱旋門に入ってきたとき各国の報道関係者も騒然となったそうです。大感動でしたね。
  

 ローマの中心部に建つ「コロッセオ」は巨大な物という意味です。
長径188m、短径156mの楕円形で、高さは48mの四階建てで約5万人を収容できたそうです。
これだけ巨大な建造物を約2000年前の人たちが作って、2000年間倒壊せずにこの場所に立ち続けている事に驚きます。
 
外より中に入って見た瞬間に、このコロッセオの大きさに驚きます。
 

現在のコロッセオは床部分が失われており、地下構造を見ることができます。
ここには猛獣の檻や機材置き場などがあり,複雑な舞台装置や人力のエレベーターもあったと言われています。
コロッセオで催されたのは猛獣同士、剣闘士同士、猛獣と剣闘士での殺し合いです。
映画「ベン・ハー」を思いだします。「ベン・ハー」なかの剣闘士は奴隷や戦争で捕虜となった人達でした。
1階には貴族階級、2階には騎士、3階には一般市民、最上階には市民権を持たない奴隷や女性の席です。
白の大理席は特別席です。
   入口の回廊 

レンガの積み方に目が行きました。
   

建物のあちこちに一杯穴が空いています。なんの為に?
インターネットで調べると構造的な補強材としていらられていた鉄材を取り出したそうです。
  
コロッセオの上から撮った景色です。
ここは古代ローマ帝国の中心だったのが「フェノ・ロマーノ」です。
写真で見る範囲全体が遺跡のように見えます。
白い凱旋門がティトゥスの凱旋門で、西暦82年にエルサレム攻囲戦の戦勝を祝して建てらたそうです。
美しい形なので16世紀以降の凱旋門はこれをモデルにしていて有名なのがパリのエトワールの凱旋門だそうです。
ここにもう一度来ることがあるなら、ゆっくり散策したなと思いました。

コメント
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