十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

力持ちということ

2021-09-20 05:00:00 | 投稿

力持ちということは、良いことである。力が強ければ大相撲の横綱にもなれるし、オリンピックに出場できるかもしれないからである。オリンピック水泳選手の池江璃花子さんは、白血病に打ち勝ったし、東京オリンピック競泳で、大橋悠依選手が金メダルを獲得した。二人とも力持ちで、そのうえで努力したことに間違いない。

私は医者ではないので詳しいことは分からないが、人間の蘇生力に驚いている。池江璃花子選手が白血病を克服したが、これにも蘇生力や力持ちが関係していたと思っている。この蘇生力や力持ちに関して、忘れられない思い出がある。私が若かった頃、不良青年に絡まれたことがあるが、人一倍に力持ちであったから、怯むことなく相手を撃退したのである。

3年前、新横浜から新大阪行の新幹線の中で、精神異常者に殺されたエリート社員のことを覚えているであろうか。彼は、自分の命をなげうって二人の女性の命を守りましたが、他の乗客は別の車両に逃げてしまったようである。

彼の自らの命をなげうって、見ず知らずの乗客2名を救った勇気ある行動は、誰にでも真似できるものではないが、もしも力があるものが乗客の中にいたら犯人の行為を止めることができたかもしれない。このように力があるということは、私にもいろいろな面で役立っている。

例えば、バスの中で独り占めにして席に座っている人がいるとしよう。私は力が強かったから、その人に注意ができたと思う。もっとも息子はスキンヘッドなので、ラーメン店などでは周りにいる人が恐ろしくて席を立って移動するそうである。(笑)

10年前、私は脳出血で倒れた。介護3で自分の力で歩けず重い頭を首で支えることもできず、いつも頸椎保護バンドを付けていた。今は実質支援であるが、2.5キロの市民マラソンに参加できたのも力持ちだったからと思っている。

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北海道 十勝の深掘り 浦幌町地域おこし協力隊

2021-09-19 05:00:00 | 投稿

北海道 十勝の深掘り

全国の読者の皆様に、「北海道十勝ってどんなところ?」の疑問に深掘りしてお伝えしてまいります。


浦幌町 地域おこし協力隊

https://www.urahoro.jp/iju_teiju/2020-0717-0810-88.html

「地域おこし協力隊」は、人口減少や高齢化が進む地方において、都市部の人材を地域おこし活動の支援や農林漁業の応援、住民の生活支援など「地域協力活動」の新たな担い手として受け入れ、その定住・定着を図り、地域の活性化につなげる取り組みです。

 

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百姓党と農業党

2021-09-18 05:00:00 | 投稿

 

先日、令和3年8月17日付け「道新」夕刊6面“私のなかの歴史“の記事を読んだ。元JA北海道中央会会長 飛田稔章氏が、自分のことを”百姓党と称していたが、彼は自民党でもなく野党でもなく、思想を超えての北海道農業の役割や日本のあり方をいいたかったのだろう。

町内会の知人に、着眼大局を座右の銘にしている方がいる。彼は、人類みな兄弟のような“農業党”で、彼を頼って様々な方が人生相談などに訪れている。彼はすし職人だったからであろうか、人の気持ちに寄り添って相談するのがすごい。

彼の目標は戦争のない地球を作ることだが、我利がまかり通るこの世から戦争が絶えることはないだろう。コロナ禍や環境問題などで活路を見出そうとする今が、日本の国を変えるチャンスだと思っている。日本には革命が起こっていないが、起こらないのはそれなりの理由があるのだろう。親方日の丸、忖度、武士道など、どれをとっても日本人が持つ特有のものであるが、その不思議な日本人を理解しようとして、外国人が四国霊場巡りや京都などを訪れている。確かに繊細な気持ちも必要だが、世界はグローバルなので、時には外国人のように物事に拘らない大胆さも必要と思うが・・・・。

日本の歴史を振り返ると、1639年のポルトガル船の入港禁止に始まり、1854日米和親条約の締結により「鎖国」は終わった。「明治維新」は、尊王攘夷で幕府を倒し開国を推進した日本にとって、革命のような大きな事件であった。

また、太平洋戦争の末期、特高隊員は国のため、家族のために決死の思いで米軍の軍艦に突っ込み、一方、作家 三島由紀夫は、”憂国 “して割腹自殺して死んでいる。彼は生前、“生き残った者としての役割”を発揮することが大切だと言っていたが、私たちにとっての役割は一体何だろう。日本は一人一人が持っている役割を発揮することによって、新型コロナ禍を乗り越えることができるのではではないだろうか。

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北海道 十勝の深掘り アグリファッション

2021-09-17 05:00:00 | 投稿

北海道 十勝の深掘り

全国の読者の皆様に、「北海道十勝ってどんなところ?」の疑問に深掘りしてお伝えしてまいります。


Agri-Fashion

アグリファッションは、農業作業着、トラクターミニチェア、海外雑貨などを取り扱うセレクトショップです。十勝で実際に使用されているトラクターや農作業機のミニチュアを数多く揃えています。また、農業をモチーフにデザインしたアパレルも取り扱っています。

 

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経験と価値観

2021-09-16 05:00:00 | 投稿

 

人間は、経験や知識などから価値観が作られ、同じ経験をすることが相手の理解にもつながる。知識には見たり、聞いたり、読書など様々あるが、何といっても経験することが大切だろう。“百聞は一見に如かず”ということで、実際に経験することが重要で、現場に赴き現物を取って現実を知るという三現主義を大切にしている。見ると聞くとは大違いのことが時々ある。嘘も方便であるが、最近の政治家を見ながらウソはつかない方が良いと思っている。

同じ脳出血した知人がいて、彼から様々なアドバイスを受けている。彼は様々な文章を書いているが、私が読んで理解できるのは同じ経験をしたからであろう。水泳選手の池江璃花子さんは、「白血病を患ってガン患者の気持ちが分かるようになった」と言っていたが、同じ経験をしたからであろう。

一方でガン患者が、彼女の言葉から“勇気”をもらったのは、“諦めない”という同じ気持ちを抱いていたからであろう。だから、人間は同じ経験などをすれば相手の気持ちが分かるようになるが、現実的に無理なこともある。従って、話を聴いたり、本を読んだり、考えたりして、相手の気持ちを思いやることが必要だろう。

また、結婚についてみれば、男女間の違いや同じ境遇や同じような育ち方をしていなかったのは、最初から分かっていたことである。若気の至りとかあばたもえくぼと言われるが、それは本当だろう。すなわち、惚れていると相手の欠点長所のように見えてくる。ひいき目で見れば醜いものも美しく見えてくるのである。性格の不一致から熟年離婚などで離婚するケースが増えているそうだが、思いやりや価値観の違いが許容限度を超えたのであろう。

なお、前記の脳出血を罹患した知人が書いた文章“支えられるということは、支えること”が、上記に関連しているので参考まで載せよう。

『わが国も批准している障害者権利条約は、障害のある人だけに権利を与えたものでなく、障害のある人も障害のない人も、すべての生活者に権利を有しています。

現在私は、定期的に医療や福祉サービスを受けています。医療や福祉をはじめとして多くの社会組織には、「施す」側と「受ける」側があります。

そこには自ずと、上位にある側と下位にある側との関係があります。医療では、医師と患者。福祉では、支援者と障害当事者といった具合です。

それは意識の根底に、自分が他者に対して何ができるかという、いわば上位に立つ無意識の思い込みが忍び込んでいることもあります。

障害のない人から見て多くの人は、障害があるから「できない」という思い込みは、気づかないうちに行動、言動に表れるもので、私は何回もそういう状況を経験しました。

最近、人が人を世話したり、支えたりすることは一体どのようなことか、そして人として、そこにどのような課題があるのかを考え始めました。このことは、立場が入れ替わったときにはじめて本当に気付くものです。

現在私は里山に移住し、自分が暮らし続けたい場所で豊かな人間関係に囲まれ、社会的役割や自己肯定感をもって生き生きと田舎暮らしをしています。自分を支えてくれる地域は、自分が支える地域でありたいとつくづく思います。

これは、「互酬」(お互いさま)に基づき、私のライフワークとして、誇りと尊厳をもって人間らしく自分らしく生きられる社会を創り出したいと考え、活動の支えになっています。

私は発病以来、多くの人々の支えでここまで来ることができました。とくに心が折れそうになったとき、ある人との出会いで勇気をもらい、そこからこころのきっかけが生まれました。

今度は、中途障害を持ったから気づいたこと、障害があるからこそ果たせる役割があると考え行動しています。私にとってのエンパワメントは、社会的障壁や不均等をもたらす社会的メカニズムの変革を考えています。』          

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