トーネードの無職生活

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デーニッツ元帥自伝「ドイツ海軍魂」

2015-10-08 07:05:38 | 日記
 今、デーニッツ元帥「ドイツ海軍魂」という本を読んでいます。デーニッツ元帥は第二次世界大戦でドイツ海軍のUボート部隊を指揮した人物で、その後海軍の総司令官になり、戦争末期ヒトラーから後継者として指名されてドイツの終戦を指導した人物です。

 そんなわけで、デーニッツというと第二次世界大戦のUボートのことしか私も知らなかったのですが、この本の目次を見てみると、第二次世界大戦のことはごくわずか触れられているだけのようで、話の大部分は士官候補生の時のこととか、第一次世界大戦でのことについてがかなり書かれています。他の本では知ることのできない事柄なので、大変興味深く読んでいます。

 特に第一次世界大戦時、ブレスラウという巡洋艦で地中海で行動し、トルコのイスタンブールに入港したことによりトルコがドイツ側にたって参戦するきっかけになったことや、潜水艦の艦長として地中海で活動したことや捕虜となったことなどが印象深く記述されています。本国のドイツ艦隊の活動はUボートを除くと不活発でしたが、地中海では活発に行動していたことがわかります。

 ワイマール時代のドイツ海軍でも水雷艇を率いたり、巡洋艦エムデンの艦長として世界各地をまわったりと経験をつまれたわけで、単純にUボートオンリーな人という認識は改めなければならないなと思いました。

 別の回想録に「10年と20日間」という本がありまして、この本の目次を見ると第二次世界大戦が中心になっているようなので、おいおい読んでみたいと思います。