トーネードの無職生活

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住宅ローンを組むリスク

2015-10-23 07:05:49 | 日記
 バブルの高金利時代を知っている私からすると、今の住宅ローンの低金利はただみたいなもんじゃないかと思うほどですが、20年、30年という住宅ローンを組むというのは、すごくリスキーになっている感じがします。

 昔は賃金も毎年上がりましたし、ボーナスも増えたり減ったりということはあるでしょうが、基本的には賃金が上がればボーナスも比例して上がっていきますし、雇用も定年まで心配する必要もありませんでした。

 ところが、今では賃金は上がっても微々たるものですし、ボーナスは会社の業績によっては大幅に減ったりするので安定的に見込めなくなりました。さらに、大企業に就職できたとしても、配属されていた部門によっては他社に売り飛ばされたり、リストラの対象者になってしまって定年まで勤められなくなってしまったりと、自分の10年後、20年後を想定できなくなってしまいました。

 しかしマンションや戸建ての住宅を購入するには、大部分の人が長期のローンを組まなくてはなりません。昔はボーナス返済も併用したローンを組むことが多かったと思いますが、今はボーナスが安定的に支給されるとも限らなくなってしまったので、毎月の給料からの返済を中心にしなければならなくなりました。するとローンの返済の期間は長くなりがちです。

 しかし当座の返済額を抑えるために長期のローンを組んで、定年を超えるてまでのローンを組んでしまうと、実際定年になったときに生活設計ができるのかという心配もあります。それからリストラにしろ病気であったりしろ、介護のためであったりしろ退職せざるを得なくなったら、ローンの返済が滞ってしまいます。

 こんな世の中であると、頭金を十分に貯蓄しておくことと、ボーナスがあてにならないので毎月の給料の返済を中心にして、しかも定年になる前までに支払い終えるようにローンを組むというのが最低限必要になりそうです。とりあえず、なんとかなるだろうという感じで35年とかの長期のローンを組むのは危険ですね。

 将来を見通してローンを組めるのは、公務員ぐらいになってしまいましたですねえ。