ナチスの発明という本を読みました。題名からするとナチスが技術開発させたものという感じがしますが、V2ロケットなどを除けば、科学技術が発達したドイツという国でたまたまナチスの時代に開発された技術であります。
ドイツの科学技術が進んでいたことは知ってはいましたが、具体的にどんなものが発明されたのかとなるとほとんど知らなかったので、かなり驚いたものもあります。
例えばテレビ放送をしていたとかテープレコーダーを作っていた、電子顕微鏡を開発した、パンチカード式のコンピュータを開発していたといったところです。どれもアメリカが開発していそうな感じですが、ドイツが最初に開発したとのことです。
あと、ナチスが世界で初めて取り組んだことという感じの事も紹介されていまして、労働者に海外旅行などのバカンスがとれるようにした、ガンの撲滅、源泉徴収などの税制、アスベストの問題などなど。たたし、ユダヤ人や共産主義者などは除くという但し書きがつくわけです。ナチスに従順というか消極的であれナチスに歯向かわなければ、それまで上流階級しか享受できなかったことも格安で労働社会級であっても参加できたというわけです。
ただこの本の残念なところは、ナチス時代の技術開発やナチスが初めて行ったことだけに焦点をあてていたら良かったのですが、本の後半にはナチス幹部の紹介みたいな項目とか、ナチスの成り立ちの概要などが書かれていることです。これらの点はちょっと余計で本の全体の焦点がぼやけてしまうという感じがしてしまいます。
ナチスというよりドイツの最先端の科学技術の功績について絞った内容だったら、とても面白い本だと思うのですが、本の題名にナチスとつけないと売れないですよね。なにしろナチスというと怪しげな雰囲気が漂って、いかなも際物みたいな事柄からでてきそうで興味をひかれますからね。
ちょっとその点が残念でした。
ドイツの科学技術が進んでいたことは知ってはいましたが、具体的にどんなものが発明されたのかとなるとほとんど知らなかったので、かなり驚いたものもあります。
例えばテレビ放送をしていたとかテープレコーダーを作っていた、電子顕微鏡を開発した、パンチカード式のコンピュータを開発していたといったところです。どれもアメリカが開発していそうな感じですが、ドイツが最初に開発したとのことです。
あと、ナチスが世界で初めて取り組んだことという感じの事も紹介されていまして、労働者に海外旅行などのバカンスがとれるようにした、ガンの撲滅、源泉徴収などの税制、アスベストの問題などなど。たたし、ユダヤ人や共産主義者などは除くという但し書きがつくわけです。ナチスに従順というか消極的であれナチスに歯向かわなければ、それまで上流階級しか享受できなかったことも格安で労働社会級であっても参加できたというわけです。
ただこの本の残念なところは、ナチス時代の技術開発やナチスが初めて行ったことだけに焦点をあてていたら良かったのですが、本の後半にはナチス幹部の紹介みたいな項目とか、ナチスの成り立ちの概要などが書かれていることです。これらの点はちょっと余計で本の全体の焦点がぼやけてしまうという感じがしてしまいます。
ナチスというよりドイツの最先端の科学技術の功績について絞った内容だったら、とても面白い本だと思うのですが、本の題名にナチスとつけないと売れないですよね。なにしろナチスというと怪しげな雰囲気が漂って、いかなも際物みたいな事柄からでてきそうで興味をひかれますからね。
ちょっとその点が残念でした。