VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

「家族の名において」毒親という学び

2022-09-24 14:32:02 | ドラマ

お国柄  と言うのか  中国の女性の気性、激しいわ。

韓国の女性も自己主張物凄いけど、このドラマに

登場する母たち、祖母、女児までも  感情の激しさ

全開😅

ヒロインのジェンジェンも  父のお見合いに腹を立て

相手女性の息子ズーチューを激しく攻撃する。

ケンカすれば  相手に噛みつくし💦

  このドラマで一番印象きついのはリン・シャオの

母親。仕事に明け暮れ、妻の不満に向き合う事も避け、

事なかれ主義な夫に失望している。

人からは  良き妻であり  良き母だと見られたいシャオ

の母、チェン・ティンは

積もるストレスを発散させるために  子供二人を

部屋に閉じ込め、麻雀に出掛けたりしている。

もちろん、人に知られてはまずいので、子供が

自分を呼びに来ないよう 外から鍵をかけ、

その日も出掛けた。

幼い兄は  妹に  クルミを食べさせたが、それ

で喉を詰まらせてしまうという事故が起きた。

鍵は外からかけられている。外は激しい雷雨で、

兄の声はかき消され、妹は亡くなった。

母チェン・ティンは  この悲劇を受け止められない。

悪いのは いつも仕事を優先させる夫。

クルミを食べさせたシャオのせいで娘は死んだ。

そうやって  二人を攻める事でしか自分の心を

守れなかったのだ。

気力を無くし、全てを否定し、それでも

仕事を優先させる夫を許せなかった。

怒りの矛先は  息子に向かう。シャオは自分を責め

悲しみに一人で耐えた。

 

ジェンジェンの親友  明月の母も 凄い。

学歴と経済力が最優先。自己の理想を明月に押し付け

自発性の芽を ことごとく摘んでいく。

明月は反発心はあっても、母をガッカリさせたく

ないため、その場しのぎの嘘をつくようになる。

 

一方、小兄ズーチューの母  ハー・メイは

聡明で芯が強く 真っ直ぐな性格。決して誰かの

せいにしたり  不運を嘆いて自暴自棄になったり

しない。全て自分の責任と捉え、人生を

切り開いていく。ズーチューの性格は  母譲り

だとわかる。

 

お国柄の違いで、日本人には理解しがたい部分も

あるけど、とても心に残るストーリー。

儒教の国だからか、親孝行は何より重視されている。

そして、血は水よりも濃い。

母親にどんなに酷く扱われても、孝養は尽くさねば

世間からは受け入れられないのだろう。

 

物語度外視で言わせてもらえば、ジェンジェン

リン・シャオより  ズーチューを選んだ方が

絶対幸せなのにねえ😅

ま、所詮  人生は波瀾万丈が面白いのだから

これでいいのだろう・・・