グローバル化を目指した日本企業の２０１１年に直面する課題・・

日本企業は１９８９年のバブル経済が崩壊後に続いた円高に苦しめられて海外生産へ活路を求めた。
すでに第二次産業は技術革新への方向にあったが投資が行われずローテク化技術を継続し渡り企業化に舵を切ったのだ。
この過去２０年間は品質を保ちつつ産業や技術の集積で共通化を進めてコストダウンを計ったが進化する性能に追いつかず世界的なクレームが発生しだした。
２０１１年３月１１日に国内では集積された部品を供給するサプライヤーは・・
東日本大震災で東北地方の太平洋沿岸部が津波で甚大な被害を受け供給網が寸断した。
製品が生産停止する事態が日本だけでなく海外でも広がりました。
さらに２０１１年１０月はタイで大規模な洪水が起きて同様の事態を引き起こした。
最近の日本企業は中小企業まで従来の発想「海外生産のリスクと部品集中の危険」を思い知った。
ローテク製品はコストの低いところを求めて海外生産する渡り企業である。最後は地の果てにて企業は消滅する運命にある。

日本の大企業は基本の技術革新への投資が少なく次の製品が生み出せない。
第二次産業は消滅の危機へ国内経済規模は６割から２割にダウンして一次産業と同じさらに低下傾向にある。
次世代技術への制度や技術教育へ再投資を怠り果実だけを求める経済主義になった結果で罪深い。
確実に日本の技術水準は停滞しているので未来は明るくない。
日本の進む目標が定まらない現在政治的に提言するシンクタンクも無いような社会になり思考が行き詰まっている。
政治も経済も国民も三流以下になり右往左往して風前の灯火にある。 （次回の記事へ）　　（トップへ戻る）