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年寄りの独り言

税金の使い道 アメリカ

2012年01月27日 | 政治

Death and Taxes 2012というサイトがある。本物は61cmX91cmのポスターをうっているサイトなのだがこれほど面白く興味深いページを自分は他に知らない。

少し使い方説明する。

このページはフラッシュでできているので
左ボタンをおしながらマウスを動かすことで
ページの中を上下左右に移動することができる。

スクロールボタンで拡大縮小ができる。
右上にフルスクリーンモードのボタンがあるので
できれば大きな画面でみて欲しい。



アメリカの財政規模は300兆円ほどだったはずなのでこの全予算1.242Trillionという意味がわからない。画面にある"discretionary"という単語を辞書で引くと自由裁量権のあるという意味らしい。外務省のサイトをみると裁量的支出と義務的支出と2つに分けている。アメリカにはこのような予算支出の公開のしかたがあるのだろう。

真ん中のアメリカ国旗の円が全体の予算1.242兆ドルで内7540億ドルが国防的経費、4880億ドルがその他である。ちなみに後ろにあるドル札の円がアメリカ国債11.881兆ドルである。

左側の青い円の大きさをみるとアメリカは軍政国家だと思わざるを得ない。イラクやアフガンから撤退するとこの軍事予算が大幅に減少するのだからアメリカの軍産共同体が徹底的に抵抗せざるを得ないのだろう。



外務省の「2012年度米国予算教書」で2012年度予算案
をみると全予算の歳出: 3兆7,290億ドルのうち社会保険やメディケアは日本では特別会計なので日本とアメリカの財政規模はほぼ同じということか。それでも増税を画策する財務省とはどういう役所なのか。

<追記>
オバマ大統領は財政赤字削減案を提案している。

・2014 年までに財政赤字が減少に転じない場合は、歳出を一律に削減する仕組みを導入する。ただし、社会保障や低所得者向け施策等には適用しない。
・国防費以外の裁量的経費を 2023年度までに7700 億ドル削減する。
・国防費の伸び率をインフレ率以下に抑え、2023 年度までに 4000 億ドルを削減する。
・高齢者向け公的医療保険メディケアのコストの上昇を抑制する。低所得者向け公的 医療保険メディケイドは、連邦から州への支援を一括交付金に変更したり、州への支援をやめることによらずに、より柔軟に、効率化する。今後 10 年間で 1000 億ドルを削減する。
・富裕層に対するブッシュ減税を廃止する。
・税制の体系を見直し、税の抜け穴をなくし単純化する。これによる税収増で法人税率を引き下げる。

日本政府もこのように具体的かつだれもが納得のできる形での提案が求められているのだが。



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