「合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。」米軍こそが合意とゆすりの名人だ。自衛隊員は電気水道ガスをただにしてほしい。米軍と同じにしなけりゃ不公平だ。米軍は基地の光熱水費も何一つ支払わない。治外法権で駐車違反切符も払わない。同じにしようよ。沖縄県民も日本をまもっているから電気水道ガス代免除。
歴史的にみれば米国は沖縄返還で軍用地などの原状回復のために、本来アメリカが負担するはずだった補償費400万ドル、現在の価値にしておよそ27億円を、日本が肩代わりした。米国こそが本音と建前の合意とゆすりの迷人。
また米国は普天間飛行場から海兵隊8千人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。ロードマップのもとで日本は移転費を払う。防衛省と国防総省の間には米軍再編をめぐる密約があるのではないか。現在のグアム統合計画における日本側の負担金額は、公式には61億ドル(うち財政支出28億ドル、融資33億ドル)である。だがグアム新軍事基地のメンテナンスの費用だとか、ランニングコストの負担とかで負担の密約があるにちがいない。
さらにいえば米国の軍需産業を儲けさすためのイラク戦争やアフガンでの負担金、インド洋での海上給油まで。前原外相は5万円で外相やめたのに米国でも外国人からの寄付や裏金は禁止のはず日本政府は謙虚で要求もしないからいいのか。さらにはずうずうしくTPPで牛肉やDNA操作済みの食品を押し売りしようとしている。
メア日本部長が解任された。だが米国は謝罪はしたが発言を取り消してはいない。つまりこの発言は米国の総意だということ。「日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。」「集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。」そうそのとおり米国は日本を守るという本音と建前。
オバマという大統領の存在、東洋人という黄禍、米国には人種差別は存在しないという本音と建前。「沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったことはない。米国は1972年まで沖縄を占領した。沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。」「沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ」今のリビアに対しての消極的態度と中国とロシアへの遠慮をみれば米国への信頼度は揺らぐ一方だ。建前を捨てお互いの信頼度の醸成と本音で語り合える関係の構築が必要である。
沖縄タイムス:メア日本部長発言録全文