高さ11.6メートルで整備へ 大船渡・綾里の防潮堤
(web 岩手日報 2013/05/26)
大船渡市三陸町綾里の住民有志でつくる綾里地区復興委員会(佐々木昭夫委員長)は25日、同町の綾姫ホールで今後のまちづくり計画に関する住民懇談会を開いた。県と協議中の同地区内の防潮堤の高さは当初の14・1メートルから11・6メートルに変更することを了承した。
住民約30人が出席。県大船渡水産振興センター職員が防潮堤の高さを11・6メートルとする理由について説明。出席者から大きな異論はなかった。
復興委は、2011年秋に現行高7・9メートルから14・1メートルに整備する案を了承した。しかし、昨年末、堤防を乗り越す道路の利便性が悪いなど住民から異論が相次ぎ、復興委は再度県と協議してきた。復興委が被災地域約250戸にアンケートを実施した結果、約7割が11・6メートルを支持した。