昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

お水送りの寺(神宮寺)

2012-06-08 | 歴史・文化遺産
若狭神宮寺の仁王門である。




真っ直ぐに200mくらいか参道が続く。道の両側は田圃である。





表門に回ると、拝観時間が無くなっていたので、門の前までです。





神宮(=神様)寺(=仏様)両方の性格を持つ神宮寺です。




遠敷川を1㎞ほど遡ったところが「鵜の瀬」と呼ばれ、奈良二月堂に水を送る所があります。

鵜がここから地下水脈を通って、二月堂の閼伽井屋の井戸「若狭井」に顔を出します。





最近整備された川の瀬が見えます。突き当り付近に瀬がある。

川の右岸も整備されて、今では多くの善男善女の手でも水が送られる。






奈良の二月堂のお水取りの行事の十日ほどまえに、朝から夜を徹してお水送りの行事があります。午前1時から翌午前1時まで、多くの儀式が組まれています。

神宮寺の境内にある井戸から水をくみ上げて、それを「鵜の瀬」まで運びます。




鵜の瀬神社があります。その背後に見える川の瀬になっている所から、水が送られると言います。
 






向こう岸に、注連縄が張ってあります。ここから送られるという。





その右隣には石組みがプラットホームの様になっています。神宮寺の水を、この地点から川に流します。





お水送りの行事のパノラマが、模型で再現されています。

真っ暗な世界を、明り取りの松明などを持って、鵜の瀬まで行列が続きます。ほら貝を吹いていますね。


行列の末尾は、神宮寺の本殿である。