昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

長谷寺冬牡丹

2007-01-06 | 旅の風物
 長谷寺と言えば牡丹と口から出てきます。4-5月には電車の急行も停車するほどの人で賑わいます。33札所巡りの人も多いですが、牡丹の観賞です。150種7000株と言います。
 それがこの時季に牡丹を咲かせる改良をしました。11-12月に咲くものを「寒牡丹」、1-2月に咲くものを「冬牡丹」と言っていますが、一括して寒牡丹とも言います。


冬牡丹が霜よけの蓑を羽織って、健気に咲いています。


竹の支えに藁を張り付け、これで充分に寒風を避けられることでしょう。


坂になっている登廊(のぼりろう)に沿って並んでいます。この角度では顔が見えませんね。


これで少しはよく見えるでしょうか。


上から見ると、これはインカ帝国ナスカの都の段々畑だった。


本堂の舞台から眺めると、冬牡丹の畑が見えます。手前の登廊の横と、遠くに見える本山本部の建物の庭にありました。


初瀬山山腹にある国宝の本堂を背景にして、冬牡丹が並びます。登廊がよく判ります。


牡丹に奥行きを出した積りです。手前の牡丹ですが葉は枯れてしまっています。花も萎みかけです。
 これは寒牡丹の末期です。一般に緑の葉をつけて大きく咲くのは冬牡丹で、11-12月頃に寒牡丹は葉が枯れてしまって、やや小さな花が咲くそうです。


冬牡丹紅色


冬牡丹桃色


冬牡丹白色


蝋梅が満開でした。大きな樹木に成長したのがあちらこちらにありました。


花は柔らかそうで、しっとりしています。


左:五重塔はかなり新しい。しかし境内では見事に調和が保たれています。
右:長谷寺は花の寺とも呼ばれています。四季を通じて花が咲き、厳しい修行をしている修道者の心を和ませることでしょう。パンフレットから。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かわいい。 (Yuki)
2007-01-07 06:32:50
蓑をかぶった牡丹。なんだか、かわいいです。
ひとつひとつの牡丹を大切に育てられている暖かさも感じられます。
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Yukiさんへ (tetu)
2007-01-07 22:46:17
 蓑が、アクセサリーになって牡丹のファッションショウになるかも。
 げげげの鬼太郎にこんなのが出て来ますねえ。

 かなりの手間がかかるようですよ。
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このくらいの (旭川3sen6gouの まりあ)
2007-01-08 04:19:10
コートで生花が寒さを避けられるということは、その程度の寒さなんだな~と感じられて、冬でもこんなみごとなお花が堪能できることにオドロキです。
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旭川のまりあさんへ (tetu)
2007-01-08 13:06:16
霜よけだろうと思います。畑の野菜の上に藁を透け透けに乗せるだけで降霜避けになっていました。
 氷点下になるだけで、ぶるぶる震えたものですが、今年は暖かい冬のようです。良い事かそうでもない事かは後世になって結果が出るのでしょうね。
 寒椿は昔の僧たちが、冬の花への努力の結晶でしょうか。
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初瀬詣 (こはる)
2007-01-08 23:19:45
 いいですね!初瀬詣。そうだ!奈良へ行こう!って気持ちになっちゃう写真ですよ。
 登廊の感じとか好きです。
 今の季節でも花の寺なんですね。
寒ボタン、東京だと上野の寛永寺で楽しめますよね。
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美女ni (駿)
2007-01-09 04:53:40
 べっぴんさんに逢った気分です。牡丹は花の女王ですね。

 ♪べつぴんと汲む法螺(ほら)のはじめや初便り 駿
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こはるさんへ (tetu)
2007-01-09 13:19:14
 かなり長いblogになってしまいました。冬の花が嬉しくて、山に溶け込む伽藍も見応えがあります。
 寛永寺にもありますか。
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峻さんへ (tetu)
2007-01-09 14:14:50
 坐れば牡丹とか、寒さの中で凛と咲く花は気持が洗われますね。
 
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