古都奈良の紅葉を訪ねて、平城京跡資料館を訪れた。国立の資料館は丁寧な説明もあり、鄙びた趣のある奈良を再発見する。
右:囲いの中で平城宮大極殿の再建が進み、2010年の奈良遷都祭を迎える。眼前には広大な平城宮祉が広がる。


資料館の展示のパネルである。広い田畑になり、家が建ったが、これだけの条里を発見している。写真は北半分。

古都奈良の平城京の遺構を発掘し、復元などをする研究が始まったのは、そう昔ではなかった。

先人の研究が順を追って纏められている。

江戸時代末期1852年に概略図面が完成している。

しかし、明治32年(1899)まで、遺跡の研究は進められなかった。


明治33年(1900)頃から、人々の奈良の都への調査研究が盛んになり始めた。


発掘調査がよく行われたが、戦後になって一層進んだ。

田になっていたので、次々と発見される木簡などの遺跡は水没し、よく保存されていた。


昭和36年(1961)私鉄の電車車庫建設の動きがあった。しかし、古代遺産保護のために中止になった。

車庫建設は中止になったが、次には、国道24号線バイパスが、遺跡を避けて大きく迂回する事になった。

いろんな方が努力されたんですね