昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

彦根城玄宮園④

2012-12-10 | 歴史・文化遺産
訪れるお客さんは、この庭園を前にして、気持ちもすっきり…。



松の緑もモミジの紅葉も、橋と言い、鳥と言い、楽しさで夢中になっていました。





水鏡と言うのでしょうか、水に写る色合いが見事でした。




カモも浮かぶ。





色彩の交わりが楽しめます。






どの角度から見ても、絵になる風景ですね。無駄がないのが空恐ろしい。





角のある欄干で絵が締まるようです。





直弼は多くの課題が渦巻くときに、ふと原点に気付いたかもしれません。






アオサギも一本足で思索に耽る?





白いサザンカがここでは瑞々しく感じます。



彦根城玄宮園③

2012-12-09 | 歴史・文化遺産
お殿様はもちろんのこと、家老職の為の別荘?にもなった茶室風の居住区。

日本庭園の良さを十分に感じられる風景が広がります。




この角度では、島々を結ぶ橋が少なくとも四か所まで数えられる。






右の方から回り込むと、もうそこは別の世界が開けます。





どうも気になるアオサギ一羽。




城の出丸の一つがちらっと見えた。見える?





紅葉一杯に包まれた世界は、水面下にもありそうである。





城の天守閣の天秤櫓の裏側からの姿が判る。





城の公務が終わると、山を下りてきて、戸建の離れの座敷で、藩の施策に耽ったのだろうか。



彦根城玄宮園②

2012-12-08 | 歴史・文化遺産
紅葉も盛りと見た。庭園の風景・風光もすこぶるよろしいようです。




赤もあるが、黄色は素朴さを感じますが…。




少し迫ってみます。






四国の栗林公園もさりながら、ここも、バランスの良い配置に見える世界が出来ています。






少し迫ってみます。





松の緑とカエデの紅葉とのコラボレーション。







どちらを向いても、赤いですね。





手前の方にもいい色の紅葉がある。






カモのカップルが語り合いながら、すいすいと…。





庭のこのコーナーは、これだけで立派な日本庭園ですね。





京の五条の橋の擬宝珠ではないが、その向こうに松が岩に寄りかかっています。






築山の向こうに拡がる池の岸辺にはほっとさせる空間が出来ている。





少し開けた平地からは庭を愛でるポイントになる。



彦根城玄宮園①

2012-12-07 | 歴史・文化遺産
今年は冷え込みが早いとか。各地の紅葉が終り始めている。

11/30もう見納めかも知れないと、彦根城の玄宮園に出かけた。

観光バスが多く来て、皆さん足早に庭をぐるっと回って去って行く中、紅葉の風景に浸りました。




左:濠を一周する屋形船が待機している。  右:門前では、濠端の紅葉が石垣にぶら下がっている。
 
 




城の濠端は人の往来で賑わう。





すでに葉が落ちてしまった木もあるが、カエデが色づく。




濠を隔てた土手のカエデは、遠くで見事に赤い。






大樹の紅葉が並ぶ。




この赤から黄色への変容は、絵に描いたようである。




この双樹は、スケールが大きな紅葉ですね。足元の土手も手入れが行き届いているよう。






カラーの落ち葉に染まるアオサギ。





ここまで来て天守の櫓が顔を出す。



闘竜灘(兵庫県西脇市)

2012-12-06 | 話題
秋の空を感じながら、中国道を西へ向かう。

加古川の流域にある天然のアユが採れることで有名な滝野市に向かいました。



江戸時代から、人呼んで「闘竜灘」。竜が川の流れに逆らって泳ぐ岩礁地帯です。




全国の寝覚ノ床の名にあやかって、播州寝覚めと言われる。明治時代、俳人河東碧悟桐も訪れて一句ものしている。





村おこしの一環で、闘竜スクエアーと言う名の広場のモニュメントが広がっている。






明治大正昭和の初め、人々はこぞってアユの踊り漁を見て楽しんだものだった。

名残りで生き残った宿屋が往年を偲ばせる。





左:村の民家の塀越しに咲く皇帝ダリヤ。  右:ここの料理旅館は店を閉めている。
 





屋の根も三寸下がる家屋は、蔦に囲まれて自然界に帰りつつある。





加古川の流れが滝を作る。アユが遡上する場所である。源流域には篠山盆地がある。





本流の流れの横に、アユ漁をする支流が作られている。





川床には岩礁地帯が広がり、小さな天然の支流を造る。

アユが遡上して来て滝を飛び上がり、落ちたところが網の中になると言う漁である。




川の本流である。





今日、昼食を摂った料理旅館が川岸に並ぶ。





ささやかな昼食だったが…。アユ塩焼定食。





加古川に水運の計画が生まれ、ここの岩礁地帯が船の運航を妨げると言うので、掘削工事が行われた。

アユの遡上に絶好のポイントになったと言う。

JRで日本へそ公園駅から、JR加古川線で4駅南にきたところである。「滝」と言う名の駅がある。

日本へそ公園天文台

2012-12-05 | 話題
 90cmだったか90mmだったかの望遠鏡のある天文台が公園内で公開されている。
なかなかの性能らしい。
 




左:何と空が明るくても惑星は見えると言って金星と言うのを見せてもらった。美しい。
右:あらかじめ撮っていたのをTVに映し出す。これは木星、赤斑も見えているような。
 




ここには小さなプラネタリウムがある。月の表面のデータが映し出される。
 




ドームに映し出された星座の画像(ハクチョウ座)が浮き上がる。

こと座のベガ・わし座のアルタイル・はくちょう座のデネブなどの1等星が夏の三角形を作る。





屋外のモニュメントには星座のモチーフが並んでいる。





午後5:14で夕陽が赤い。夕焼けに染まる公園。




平成のへそと大正のへそと二つある。現在の山の上が正しいのであるが、もう一つは数百m離れた線路のところにある。

これは北極星を北にしたのと、人工衛星で決定したのとで、ずれが生じたものである。

観測技術がよくなって、現在の平成のへその場所に決定したものである。





この公園に、洒落たレストランがある。都会に持って行っても遜色ありません。




カーテン越しに、庭のイルミネーションが見えている。




サンタの人形もよくできている。




月光を浴びて丘の上に立つレストラン。ぱらぱらと若者が訪れている。


日本へそ公園

2012-12-04 | 自然界
へそ公園駅前は潅木の林である。

良い色に染まっている。




ムカゴも秋の実りをつける。





ドングリも秋です。




まだ枝に付いているものもある。





この樫の木の仲間も、そのまま秋色。山中では成長がのびのびしているように見える。





山の野生のモミジも鮮やかに…。






なんとメタセコイヤの並木がある。





左:傍に円形の広場がある。中央に天空の方角の解説板が中央にある。
右:メタセコイヤの並木道の先にある地球科学館。
 




後の斜面に真っ赤なドウダンツツジが列を作っている。




赤い色を追って行った丘の上に、日本のへその地点(東経135度・北緯35度)がある。


JR日本へそ公園駅

2012-12-03 | 旅の風物
へそと言うのは、中心と言う意味。

日本の子午線は東経135度、南北方向では中央が北緯35度、交差する地点がここ西脇市にある。

人呼んで「へそ」である。




駅前にある岡之山美術館。




JRの駅名もそう呼ぶことになる。周囲には何もない田園地方の中の丘陵地帯である。
 



加古川の流れに沿って、JRの鉄路が走り、瀬戸内海沿岸に接続する。





時刻表を見ると、ほぼ2-3時間に一回列車が通過する。

運賃表を見ると大阪環状線・京都などが身近に感じられる。





駅前に西脇市の生んだ画家の横尾忠則を主役とする美術館が出来ている。





横尾忠則のかずかずの発表会のポスターが掲示されている。
 

 




ドウダンツツジの秋色。



サクラモミジとユリカモメ(天満橋付近)

2012-12-02 | 話題
大阪の北と南が忙しい昨今です。

人が忙しいのではなくて、街が忙しいのです。

次々と新しい、斬新なデザインのビルがにょきにょきと立ち上がります。

東北の秋田の竿灯にも似ているデザインの装飾。

金の時計台のあるフロアーは、JR大阪駅の上を覆い尽くす広場になっている。



大阪駅の地下に潜り、天満橋に出かけます。

高層ビルから淀川の支流大川を見ると、サクラモミジが色づいている。





川の上流を俯瞰すると、カーブの先の方が春には「桜の通り抜け」のある川端です。





直下の船着き場にはユリカモメが待っている。





ビルを一階まで下りると、そこは、京の都からの下り船の船着き場であった。「八軒屋浜」の名が残る。




対岸のサクラは秋色と言うのでしょうか。





遊覧船が回り込んできた。バスの遊覧船もここに来るのだが…。




ユリカモメ(都鳥)が舞う。

















市内を巡回する遊覧船の定期便である。




サクラモミジの盛期





阪急梅田駅のコンコースがリニューアルした阪急デパート前。




「芬陀(ふんだ)院」=雪舟寺

2012-12-01 | 歴史・文化遺産
東福寺の境内の中にある塔頭であったようである。

芬陀院(雪舟寺)の案内で訪ねてみた。




門を入って石畳が続く。
 





上空には7日目くらいの月が輝く。鬼瓦には下がり藤の紋がある。
 






本堂の襖絵などの絵には枯れた味があるが、雪舟のものなら国宝ものですね。







ここが雪舟寺と呼ばれる所以は、この庭の石組みである。

雪舟が少年時代を過ごし、涙でネズミを描いたと言われる岡山県宝福寺は、東福寺の末寺であったと言う。雪舟が本山に来た時の宿にもなったと言う。

檀徒でもあった一条兼良が雪舟に亀の絵を所望した。なかなか亀を描かなかった雪舟でした。

そして出来たのがこの台座の上に乗った亀石で、夜な夜な手足を動かすので、長い石で背中を抑えて以来静かになったと言う。






茶室が二部屋ある。一つは丸窓から庭が見通せる位置にあります。





外界の景色が、茶室の中に忍び寄ります。
 





もう一つの茶室。屏風の文字が意味ありげです。
 




坪庭にある手水鉢と、崩家形燈籠には、リズムを感じます。




それから、京阪四条に戻る。もう夕暮れの迫る鴨川の夜景。遠方の橋は三条大橋で、東海道の出発地点です。