次男泰清はこの12月で5歳になる。
再来年の4月から1年生というわけ。
1年生になったら、お兄ちゃんが通う日本語教室に次男も入れたい。
もと補修校の先生3人が始めたこの日本語教室は、場所も近いし、難易度的にもわが子に最適なわけです。
まず国語しかやらないところがありがたい。
ただ問題は、受け入れ人数に限りがあること。
補修校のように、何千人規模のマンモス校にはなりえないのです。
定員は確か15~6人程度。
今年開校5年を迎えたこの日本語教室、うわさが広がったのか、どんどん希望者が増え狭き門となってきた。
お兄ちゃんが入ったときは、片親が日本人であれば、少々日本語が下手でも落とされることはなかった。
それが今では、平仮名はもちろんカタカナの読み書きも完璧でないと入れないほど競争が激しくなっている。
この日本語教室に先立って、『あいうえお教室』というのもやってくれている。
そこで次男をこの『あいうえお教室』に入れることにした。
そして、昨日はその面接の日。
あいうえお教室に入れてもらわなければ、日本語教室への道は絶たれたも同然。
日本語教室に入ることができないとなると、日本語習得もほぼ不可能。
ここは、何がなんでもあいうえお教室に入れたい。
聞くところによると、申込者はすでに定員をオーバーしているらしい。
あいうえお教室に入るための条件は
1、日本語で会話ができ、指示がわかること。
2.筆圧がしっかりしていて、鉛筆を持つことができること。
3.60分間いすに座っていられること
4.家庭での日本語学習のサポートが可能であること。
これだけ。
そう、これだけなのです。
しかし、そう甘くはないのです。
次男ができないのは、2番の「鉛筆を持つことができること」という条件。
できないのです。
4歳のくせに鉛筆がもてないのです。
絵を描いたり、ぬり絵をしたりということに、まったく興味のない次男。
鉛筆を持たせても、クレヨンを持たせても、ポイっと捨てて知らん顔。
少なくとも、先生の問いに日本語で答えてくれれば・・・・
日本語さえできれば、入れてもらえるんじゃないかという甘い考えの母。
もちろんそう簡単にはいきません、だってうちの次男ですもの。
面接の間中、まったく無言。
何を聞かれても、聞こえているのかいないのか、うんともすんとも答えない。
これが長男だったら、聞かれてないことまでべらべらとしゃべるだろう。
あ~、次男。
君はなんでそんなに問題児なんだ。
先生の一言。
「どうでしょうかね。まだ教室でお勉強をする準備はできてないようですね。」
ちょ、ちょーっと待ったーーー。
日本語習得の可能性を、たった4歳で絶たれてたまるもんですか。
そう簡単に引き下がるわけにはいきません。
「人見知りの激しい性格なものですから、初めての人の前ではなかなか口を開きません。でも、いつも家では日本語で会話をしていますし、幼稚園では友達とも先生とも日本語で話をしています。」
「う~ん、そうかもしれませんが、文字の練習をする当教室で、鉛筆がもてないとですねぇ・・・」
「特訓します。家でできることは何でもします。」
「はぁしかし、他の子はできているのに、自分だけできないとなると本人も辛いかと・・・」
「そういうのは大丈夫です。マイペースで他人を気にしない・・・っと言うより、まったく他人が見えてませんから。」
「しかし、練習や課題を時間以内に終わらせることができないと思うんですよね。」
「そしたら、宿題にしてください。家で必ず終わらせて提出させますから。」
先生がああ言やぁ、私はこう言い、こう言えば、ああ言い、引き下がりません。
「先生、お願いします。今年入れてもらえなかったら後がないんです。私も来年からは仕事に復帰するつもりですから、おくり迎えを考えると、来年あいうえお教室に入れることは不可能なんです。どうか、入れてもらえないでしょうか。」
ここまで来たら拝み倒し。
先生はしぶしぶ、「それでは一ヶ月間、教室内で様子を見ましょう」ということになった。
よ~し、とりあえず門前払いはどうにか食い止めた。
しかし、特訓と言っても、どうやって?
そこで、鉛筆に取り付けるゴムでできたグリップやら、持ち方矯正器具やら、三角の形をした書き方鉛筆やら、いろいろと取り寄せてみた。
使ってみると、なかなかどれも使いやすい。
やわらかくて太いというだけでも、鉛筆だけを持つよりずっと握りやすい。
よ~し、これを使って~、
「泰君!お絵かきしよう。ここに指を入れて~」
でも、鉛筆にへんてこな形のぶよぶよしたものがついているから、手を出そうともしない。
「いやだそんなの~」っと大泣き。
困った、困った。
今まではずっと
「そのうちできるようになるわよ~。」っと無理やり何かをさせることはなかった。
まぁ、おおらかというよりは、怠慢にちかい子育ての仕方。
トイレトレーニングだって、3歳をとうに過ぎてからやっと始めるといった感じ。
トレーニングは2人とも、1日だけ。
そりゃぁそうでしょうよ。
もうそんな歳になってるんだもの、トレーニングなんかしなくったって、オムツがなければ自分でトイレにいくのです。
教育ママを尊敬していました。
だって、私にはできないんですもの。
まず子供に何かを教えるなんて、面倒くさい。
そんな面倒臭がりのくせに、子供を3人もつくって、
人様に、「産み捨てだ、野放しだ。」といわれても反論できません。
そんな私が今崖っぷちに立たされています。
「いつかできるようになるわよ~」なぁんて悠長なこと言っている場合ではありません。
やらなきゃ辞めらさせられてしまう。
もう、いやぁ~ん。
お受験なんかする人たち、いったいどうやって子供をその気にさせるのでしょう?
わが子に鉛筆を持たせるだけで、こんなに苦労しているのに、受験勉強だなんて・・・。
『あいうえお教室』は9月5日からスタート。
この9月が勝負になりそうです。
どうしよ~。
再来年の4月から1年生というわけ。
1年生になったら、お兄ちゃんが通う日本語教室に次男も入れたい。
もと補修校の先生3人が始めたこの日本語教室は、場所も近いし、難易度的にもわが子に最適なわけです。
まず国語しかやらないところがありがたい。
ただ問題は、受け入れ人数に限りがあること。
補修校のように、何千人規模のマンモス校にはなりえないのです。
定員は確か15~6人程度。
今年開校5年を迎えたこの日本語教室、うわさが広がったのか、どんどん希望者が増え狭き門となってきた。
お兄ちゃんが入ったときは、片親が日本人であれば、少々日本語が下手でも落とされることはなかった。
それが今では、平仮名はもちろんカタカナの読み書きも完璧でないと入れないほど競争が激しくなっている。
この日本語教室に先立って、『あいうえお教室』というのもやってくれている。
そこで次男をこの『あいうえお教室』に入れることにした。
そして、昨日はその面接の日。
あいうえお教室に入れてもらわなければ、日本語教室への道は絶たれたも同然。
日本語教室に入ることができないとなると、日本語習得もほぼ不可能。
ここは、何がなんでもあいうえお教室に入れたい。
聞くところによると、申込者はすでに定員をオーバーしているらしい。
あいうえお教室に入るための条件は
1、日本語で会話ができ、指示がわかること。
2.筆圧がしっかりしていて、鉛筆を持つことができること。
3.60分間いすに座っていられること
4.家庭での日本語学習のサポートが可能であること。
これだけ。
そう、これだけなのです。
しかし、そう甘くはないのです。
次男ができないのは、2番の「鉛筆を持つことができること」という条件。
できないのです。
4歳のくせに鉛筆がもてないのです。
絵を描いたり、ぬり絵をしたりということに、まったく興味のない次男。
鉛筆を持たせても、クレヨンを持たせても、ポイっと捨てて知らん顔。
少なくとも、先生の問いに日本語で答えてくれれば・・・・
日本語さえできれば、入れてもらえるんじゃないかという甘い考えの母。
もちろんそう簡単にはいきません、だってうちの次男ですもの。
面接の間中、まったく無言。
何を聞かれても、聞こえているのかいないのか、うんともすんとも答えない。
これが長男だったら、聞かれてないことまでべらべらとしゃべるだろう。
あ~、次男。
君はなんでそんなに問題児なんだ。
先生の一言。
「どうでしょうかね。まだ教室でお勉強をする準備はできてないようですね。」
ちょ、ちょーっと待ったーーー。
日本語習得の可能性を、たった4歳で絶たれてたまるもんですか。
そう簡単に引き下がるわけにはいきません。
「人見知りの激しい性格なものですから、初めての人の前ではなかなか口を開きません。でも、いつも家では日本語で会話をしていますし、幼稚園では友達とも先生とも日本語で話をしています。」
「う~ん、そうかもしれませんが、文字の練習をする当教室で、鉛筆がもてないとですねぇ・・・」
「特訓します。家でできることは何でもします。」
「はぁしかし、他の子はできているのに、自分だけできないとなると本人も辛いかと・・・」
「そういうのは大丈夫です。マイペースで他人を気にしない・・・っと言うより、まったく他人が見えてませんから。」
「しかし、練習や課題を時間以内に終わらせることができないと思うんですよね。」
「そしたら、宿題にしてください。家で必ず終わらせて提出させますから。」
先生がああ言やぁ、私はこう言い、こう言えば、ああ言い、引き下がりません。
「先生、お願いします。今年入れてもらえなかったら後がないんです。私も来年からは仕事に復帰するつもりですから、おくり迎えを考えると、来年あいうえお教室に入れることは不可能なんです。どうか、入れてもらえないでしょうか。」
ここまで来たら拝み倒し。
先生はしぶしぶ、「それでは一ヶ月間、教室内で様子を見ましょう」ということになった。
よ~し、とりあえず門前払いはどうにか食い止めた。
しかし、特訓と言っても、どうやって?
そこで、鉛筆に取り付けるゴムでできたグリップやら、持ち方矯正器具やら、三角の形をした書き方鉛筆やら、いろいろと取り寄せてみた。
使ってみると、なかなかどれも使いやすい。
やわらかくて太いというだけでも、鉛筆だけを持つよりずっと握りやすい。
よ~し、これを使って~、
「泰君!お絵かきしよう。ここに指を入れて~」
でも、鉛筆にへんてこな形のぶよぶよしたものがついているから、手を出そうともしない。
「いやだそんなの~」っと大泣き。
困った、困った。
今まではずっと
「そのうちできるようになるわよ~。」っと無理やり何かをさせることはなかった。
まぁ、おおらかというよりは、怠慢にちかい子育ての仕方。
トイレトレーニングだって、3歳をとうに過ぎてからやっと始めるといった感じ。
トレーニングは2人とも、1日だけ。
そりゃぁそうでしょうよ。
もうそんな歳になってるんだもの、トレーニングなんかしなくったって、オムツがなければ自分でトイレにいくのです。
教育ママを尊敬していました。
だって、私にはできないんですもの。
まず子供に何かを教えるなんて、面倒くさい。
そんな面倒臭がりのくせに、子供を3人もつくって、
人様に、「産み捨てだ、野放しだ。」といわれても反論できません。
そんな私が今崖っぷちに立たされています。
「いつかできるようになるわよ~」なぁんて悠長なこと言っている場合ではありません。
やらなきゃ辞めらさせられてしまう。
もう、いやぁ~ん。
お受験なんかする人たち、いったいどうやって子供をその気にさせるのでしょう?
わが子に鉛筆を持たせるだけで、こんなに苦労しているのに、受験勉強だなんて・・・。
『あいうえお教室』は9月5日からスタート。
この9月が勝負になりそうです。
どうしよ~。
せっかくもらえたチャンス活かせるといいですね。でも自分の思い通りにならないのが子育ての難しさ。。。
応援してます~。がんばってね。
今夫にも協力してもらって、特訓しています。
でも本当に、自分の思い通りになんてならないものよねぇ。