ひとりのみ

ひとりのみに憧れている。独りの身、ではなく独り飲みである。それも、銀座７丁目あたりのバーで。

独り飲みというのは、一人で飲むのではない。バーテンさんと大人びた話（イメージではおしゃれでユーモアあふれる話）しながら飲むのである。それも、初めての、ちょっと高めの店に飛び込むのである。

そんなこと、すぐできそうであるが、３０になったらやろう、４０になったらやろうと思いながら、かれこれ２０年以上たっていると思う。銀座のバーで独り飲みというのは、自分にとっては大人の証明みたいなことなのだ。

別にバーでウイスキーを１、２杯飲むだけだから、大してお金もかからないのだし、どたいそうなことでもないのだが、根性とエネルギーがないのだ。でも、ここにきて、いよいよやらねばと思っている。独り飲み。近日実行予定。


だれか付き合ってくれんかな（…それは独り飲みとは言わない）