昨夜、ひっさしぶりに高校のクラスメーツと渋谷で飯を食うた。出てくる会話はどれも母校、創立200有余年、某県立縄文化石第二高等学校の没落、凋落の嘆き話ばかりである。
地元在住OBの自慢話は藤原時代の贅を尽くした昔話ばかり。この世をばわが世とぞ思うしろたえの衣干したり天のかぐやま。また聞くところによると地元県庁では無意味な学閥を組んではヒンシュクを買いまくっているという。
しかしながら、数年前学区が廃止されライバル校、県立竪穴式第一高等学校に進学実績で大きく水をあけられ、最近はちょっとご無沙汰といいながら、実は新制高校になってから一度も出たことのない甲子園は夢のまた夢で最近では地方大会でも連敗に連敗を重ねているらしい。というわけでいつ突然同窓会があっても母校悪口ネタは尽きることがない。
昨夜の最大の母校ネタはワシらが在学当時唯一の知性と呼ばれた、OBでもある物理のS教諭がライバル校、県立竪穴式第一高の校長にめでたくご就任されたという暴動寸前の超神経さかなで話であったが、帰宅後ガセネタであったことが発覚。母校悪口話には裏返しに愛が詰まっている。