湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

日米

2010-04-15 22:17:44 | 学習

鳩山さんが悪いわけではないが、はっきりいってオバマさんもヒラリーも日本は眼中にない。相手にされていないといってよい。夕食会の隣の席で飯を口にしながら10分程度普天間問題をお願いしたとか、聞こえてくる話は日本人としてほとほと情けないものばかりだが、ごたごたしている情勢が、かえって安心感をもたらしてくれる気がするのはワシだけだろうか。

アジアで彼らが気を使っているのは中国である。最大の米国債購入国にして、あの経済成長率を誇る国である。中国がらみでインドや台湾にも気を配っているが、日本についてはいえば、もはや沖縄、岩国、横田など基地がある国という位置づけでしかないのだろう。

同じ核の傘の下にある韓国はそれなりにうまくやっているようであるが、果たして卒なく順々と米国につきあうことが、国家の安寧をもたらすかといえば、はなはだ疑問である。なぜかといえば、今の時代、露はおろか、北や核よりも、テロのほうがよっぽど脅威で、しかも身近に起きかねないからだ。

普天間問題についていえば、基地移転の取り扱いがうまくいっていないような印象を第三者に与えるような対米外交が意外と望ましいのではないだろうか。何から何まで日米の同盟関係を強調するような立ち振る舞いはかえって危うい。ここでいう第三者とは、いうまでもなくイスラム原理主義者のことである。