徒然スキーヤー日記

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2017シーズンモデル,スキー試乗レポート第3回…ATOMIC編その1

2016-05-14 22:44:14 | スキー板試乗
ということで.
明日はかぐらで滑る予定ですが,
かぐらスキー場.
コース幅が多少狭くなったものの,
まだメインゲレンデは大丈夫そうですね~.

明日はすごく気温が上がりそうですが.
終日天気もよさそうだし.
…まぁ,典型的な5月のスキーですかね~.
とりあえず,戻ってきたらまたレポートします…

ってことで.
今日も続く,2017シーズンモデルのスキー試乗レポート.
本日は,アトミック編です…

では,どうぞ~!

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○ATOMIC BLUESTER DoubleDeck SX + X12VAR 165cm







基礎小回り用.

私が普段履いているSXの後継機ですが…
板のデザインはほとんど変わっておらず.
プレートが多少変わったようです.
今年の目玉だった,ターン後半に前傾量が変わるという
触れ込みの「ランプテック」をあっさりと捨て,
普通のSALOMONのRACE PLATEと全く同じような,
普通の平プレートに変わりました…
#1年で捨てられてしまったランプテックは何だったんだろう…??
 
来シーズンも,ビンディングは優し目のX12TLと,
前後がタイトなバーで連結されてフレックスが強くなる
X12VARの2種類のビンディングが選べます.
今回試乗したのは,VARビンディング付きモデルです.

プレートが多少変わったものの,板は全く変わっていないので.
乗ってみたところ.
「あー.SXだ.変わらん.SXだ」
と思いました.
今年のSXを毎日履いている私が,履き替えてみても
違いが分からないレベルです.

とりあえず.
荷重ポイントは明確にかかと側.
けっこうしっかりした張り.
特に,VARビンディング特有のテールの張りがしっかりしていて.
テール荷重で抜いていくとすっと抜けてオートマチックに次の
ターンが始まります.
それも,ホントに良く回る.
板が雪面を捉えると,しっかりエッジグリップが強い,
きれいにエッジの線に乗ったカービングの感じで
気持ちよくくるっと回ります.

そして,雪面とブーツの間にクッションが挟まったような,
不思議な振動吸収感があり,荒れた斜面でも
足元にバタバタが伝わってこず,かなり安定して
スピードを上げて行けます.
いや.
やっぱり,SXはいい板ですね~.

…しかし.
普段履いている人間が,今シーズンモデルとほとんど違いが
分からないレベルだったので.
無理して来シーズンモデルを買わなくても,安くなった
今シーズンモデルを買えばいいかな…
という気になりました(笑).

○ATOMIC REDSTER MX +X12TL 165cm







基礎小回り用.

ATOMICの来シーズンのエキスパート小回り用として
追加されたモデルなんですが…REDSTERです.
他のデモモデルはBLUESTERラインなので,
これはどちらかというと,REDSTER XTiとかの
一般スキーヤー向けラインのトップモデルという
位置づけなのかな…??

サンドイッチ&Doubledeckなし平板ということで,
SL PROと同じ構造.
ただ,ビンディングは優し目のX12TLビンディングのみで,
X12VARビンディングは選べないようです.


履いてみた感じは,やっぱりATOMIC,
全体がきれいにたわみ,エッジグリップも強く,
エッジが線で捉えていく感じで回ります.
ガッツリテール荷重で,かかとよりも後ろを抑えながら
切りかえていく感じの板です.
ただ,テールの張り・返りはSXよりはぐっとマイルド.
SXのように,早い返りは無いです.
また,たわみの出方も,SXよりは簡単にたわむ感じ.
ただ,SCよりはフレックスは強いのかな?

雪の少ない一の瀬ファミリーだったので,スピードを
出した時どうなるか…というトップスピード耐性は
分からなかったけど.
エッジグリップは強めで,ずらすより切っていく方が
楽しい板だけど,SXよりはたわませやすく.
扱いやすい感じ.
うーむ.
位置づけ的には,SXとSCの中間くらいなのかなぁ…

ちょっとキャラクターが捉えにくい板でした.
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2017シーズンモデル,スキー試乗レポート第2回…SALOMON編その2

2016-05-14 02:54:48 | スキー板試乗
ということで.
今週末も,かぐらが無事営業しているようですが.

私は都合により,今週末,土曜は行けず.
日曜に日帰りで行ってきます…
もしかすると,この週末がかぐらラストになるのか…???

ってことで.
明日はスキーに行かないので.
本日も,スキー試乗レポートが続くわけですが.

今日も昨日に引き続いて,サロモンのレース系モデル
2モデルのレポートです.

では,どうぞ~

○SALOMON X-RACE GS LAB MASTER 175cm







マスターズGS,基礎大回り用

昨年から登場した,マスターズ用(もともとはデュアルスラローム用
だったらしいけど…)のGS板です.
X-RACE SWがサンドイッチ化しましたが.
この板は構造はキャップ構造(下部にサイドウォールあり)
のまま変わっていないようです…

また,X-RACE SWと違い,この板はRACE PLATEがついており.
さらに,強いXビンディングが標準となります.

だもんで.
結構強い板です.
どっしり重く,フレックスも強いです.
そこそこスピードを出していかないと,
たわみが出ません.

そのため.
ザブザブになった昼近くにこの板を履いたのですが.
はっきり言って,板が使えるレベルまでたわませることができず.
…全くこの板の本領を発揮させるレベルで滑れませんでした(涙).

しかし.
しっかりとした重さによる安定性,強いグリップ力は感じられ.
また,やっぱり荷重ポイントはSALOMONっぽいテール荷重で乗る
板だったので.

今年のX-RACEの大回り板を履いている人は,X-RACE SWより
こちらの方が今までの板に近いと感じるのではないかな…

X-RACE SWだとイマイチ物足りないけど,ラディウスが
異常に大きいGS LABを履くのはちょっと…
という人がチョイスするにちょうどいい,しっかりと
強い大回り板だと思います.


○SALOMON X-RACE SC 165cm







エキスパート小回り,SL入門用

来シーズンのX-RACEは,
上から
SL LAB & GS LAB
SW
SC
というグレード構成になっているのですが…
X-RACEシリーズのうち,最も優しいグレードのSCです.

この板は,ビンディングもSWのZ12 speedから,
XT12という,さらに軽量化されたマイルドなビンディングになり…
プレートもX trackとなっているので…
X-RACEではなく,X-Proの後継機では??
…と思うのですが.

…なぜか,SALOMONは.
来シーズン,このモデルをX-RACEのラインナップとして
売るようですね…

とりあえず.
履いてみた感じは.
X-RACEシリーズとしては,圧倒的な軽さ.
…ってか,この板.
絶対にこれはレース用板ではありません.
ものすごく気楽に履けるゲレンデ板レベルです.
たわませようと思えば,ずぶずぶな春雪でも
簡単にたわませられるし,
グリップもそこそこなので,簡単にずらせます.
「レース用」と考えると拍子抜けします.

X-PROの後継機と考えると,ちょうどいいくらいの
感じです.
板の重さは異常に軽いX-MAX X12に比べると重いですが,
X-MAXと同じか,それよりも優しい板に感じます.

やはり,この板も荷重ポイントはテールで,
テールに乗るとすごく簡単にたわみます.
スピード域は,そこそこ.
簡単にずらせるし,ずれていくので.
それほど高速耐性は高くない感じ.
ゲレンデで気楽に履ける,中速域レベルが気持ちいい
小回りベースの板の感じです.

ただ,このような板なら.
物理的な軽さが圧倒的に軽いX-MAXのほうが
取り回しやすいし,
楽なので.
この板はX-MAXの陰に隠れてしまって,
あまり売れないんじゃないかなぁ…
と心配になってしまう板でした…←余計なお世話だな…
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