どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

あり(ゃ)まー!こりゃ妄想だわ。

2006-12-24 | JRAの話
24日は、JRA中山競馬場にて「第51回 有馬記念(GⅠ)」(芝2500m・右)が行われます。
テレビ見てもディープ、新聞開いてもディープ、雑誌の表紙までディープ・・・。
やはり、中心は勝っても負けてもこの馬のようですね。
これまでの活躍、これまでの話題性という点を考えても、それは仕方ないことでしょう。


鞍上の武豊騎手は、今回はどうするんでしょうかね?
これまではどのレースでも、この馬の絶対能力を信じて、一番の安全策と思われる最後方あたりからの追走からの物凄い切れ味の瞬発力勝負をしてきましたが・・・。

後方待機策は抜け出せない危険性をはらんているので、一見安全策ではないように思われますが、それは普通の馬の場合。
たいていの場合は、瞬発力しか勝負できない馬の戦略的な意味合いが強い。
でもこの馬の場合は違いますね。


まず、この馬の絶対的な能力への自信
       ↓
展開的な紛れがイヤ(馬群に包まれたくない)
       ↓
一旦最後方へ(どんなにスローペースでも)
       ↓
大外へ持ち出す(あえて距離ロスや展開不利も承知の上)
       ↓
直線一気の瞬発力で大外を豪快に差し切る!


こんな感じの驚嘆のレースを毎回難なくやり遂げてしまっている感じです。
普通の馬では、まずこんな常識外れのレースはできません。
もう見慣れてしまいましたが。。。(笑)


では、この馬を負かそうとするならば、道中はこの馬よりも”前にいた方が良いのか?”、”後ろにつけていた方が良いのか?”
どちらなんでしょう???

普通に考えれば、この馬よりも後ろにいては、瞬発力勝負になってこの馬よりも良い脚を使える馬がいるとは考えられません。
ましてや、今や折り合いがつくほど成長し、どんなペースの競馬でもいつも後ろ(ほとんど最後方)で競馬をするディープですから、万が一の乱ペース展開時の”強襲”をかけられるようなスキもありません。

そう考えれば、唯一ディープを負かそうと考えるならば、ディープよりも前にいなくては負かすのは難しいということでしょう。
しかし、これがまたやっかいなところで、この馬よりも前にいるという事はディープとの瞬発力勝負を捨てる(少なくとも切れ味を鈍らせる覚悟)ということですから、どの馬もなるべく末脚を残しておきたいわけで、必然的にスローペースになりがち。
勝負は一騎打ちではありませんから、他の馬との兼ね合いも意識するとかけひきの呪縛みたいなものから、どうしてもそれは逃れられません。
一般的な場合は、ライバルの馬よりも後ろにいたいことが普通ですし・・・。
もしハイペースにでもなれば、自分の馬が潰れて惨敗。。。という騎乗がイヤなのです。
それこそ、一気に後方からの追い込み馬の展開になってしまうとどの騎手も思い込みがち。

ディープにも完敗・・・、自分の馬も惨敗・・・。

それは騎手にとって最も恐れることでしょう。
ディープが今のような後ろから行く競馬をしている以上、やっぱり毎回毎回スローペースになってしまうのは止むを得ないのかも知れません。

でも、本当にディープを負かそうと思うならば、あえてこのような”ハイリスク”覚悟で前々からある程度ディープの瞬発力を消すくらいの速めのペースを作って直線で”ディープを待ち受ける”くらいの思い切った騎乗が必要なのではないでしょうか。
特に今回は中山。
そういえば、ただ1回、ディープが届かなかったのが去年のこのレース、有馬記念でした。
あのときは、ルメール騎手騎乗のハーツクライが思い切った先行策から能力を出し切って最後のディープの豪脚を凌ぎきりました。



このように考えていくと、ディープインパクトの最後方一辺倒の競馬は、勝つための一番の安全策であり、また騎手同士の微妙な心理状態をみごとについている”豊マジック”のひとつと言えるようにも思えてくるのです。

そんなこと当たり前、いまさら。。。などといわれる方もいるかも知れません。
でもさらに私は、ディープインパクトの脚質は本当に追い込みだけなのか?
ということまでも疑問に思うのです。

確かに我慢はきかないかも知れませんね。
普段からそういう競馬をさせてませんから。
現にフランスのロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞では、ディープは果敢に先行し(押し出され?)た形から正攻法の勝負に出ましたが、最後は後方好位追走の馬に抵抗することなくあっさりと競り負けてしまいました。

あれはディープの脚質が違うから?
武豊騎手の騎乗ミス?

私はそうは思いません。
あれだけの能力を持った馬です。
”JRA総合研究所”の研究結果でも、ディープインパクトの身体能力は全てにおいて抜群の値を示しているそうです。
凱旋門賞での武豊騎手は、彼の気性面の成長を明らかに感じ取っており、それならば正攻法の競馬でも能力を出し切れると確信していたのではないでしょうか?
あのレースは少頭数でしたし、包まれたりする心配も少ない。
だからあえて、日本でのような抑える競馬をしなかった。。。
・・・・・・・あくまで推測の域を出ませんが。

確かに3歳時は気性にまだ幼さが残り、前々からの競馬には足もとをすくわれる危険性を大いにはらんでいましたが、今では全くそんな心配はないと聞きます。
今年に入ってからもいまだにディープインパクトのレースを最後方から進めるのは、ただならぬ武豊という騎手の中の”かけひき”だけのことになっているのではないかと思うのです。
もし来年もディープがレースを走るなら、武豊騎手はきっともっと磐石の強さを見せつけるような先行押し切りレースをさせたいと思っているに違いありません。
そのために、もっとディープに我慢の競馬を教えたかったに違いないと思うのです。
ただ、これだけの話題性のある馬・・・、一回たりとも負けられない馬であるがゆえに、これまでの勝ってきたようなレースの形を変えられないジレンマが~そこにはあったような気がします。



でも、今回は少し様相が違います。
ディープインパクトはすでに、ジャパンカップ前から年内残り2走限りでの引退を発表しています。
なぜ2走なのか?

そしてなによりも、ディープインパクトはやはり先行押し切りでは勝てないのではいか???という憶測もチラホラ聞かれます。
それは、ディープの本当の力を知る武豊というジョッキーにとってはどんな気持ちなのか?


それらから私が勝手に想像するところは、今回の有馬記念はもしかしたらディープインパクトは必ずしも最後方からの競馬をしないのではないか?ということです。
あえて前で競馬をする・・・・・!?!?

ただそれにはいくつかのハードルがあります。
それは馬主や調教師との心理的な食い違いの解消。
これだけの馬ですから、さらに負けることは許されない状況です。
もし、レース前に武豊騎手と馬主や調教師との間で話し合いがなければ、そんな騎乗は間違ってもできないでしょう。
もしそれで負けたなら、馬主も納得しないでしょうし。

でももし、武豊騎手の”ディープの本当の強さを証明したい”という気持ちが強ければ、あえて私は馬主や調教師に話をすると思います。
それが、あの凱旋門賞でわずかながら傷ついた(追い込みミ一辺倒しか勝てないという)ディープインパクトのプライドを回復する手段だからです。
少なくとも私が武豊ならば(ありえな~い?(笑))、そうしますね。

でもこればかりは、”有終の美”を飾るためには”最善の策”で。。。という馬主の気持ちの兼ね合いもありますし実現できるのかは全くわかりませんが。
勝たなくてはならないのです。ディープは・・・。
リスクを負ってまでプライドを守ることに固執する必要もないのかも知れませんし。


ただ、、、、、、、
この今回の有馬記念のメンバー。
ディープインパクトの入った枠順。
ライバルの馬に跨っているクセ者揃いのジョッキーの存在。
昨年は届かずに負けた「有馬記念」というレース。
また、そしてこれまでのディープ周辺の話題の流れ。
先行して負けた「凱旋門賞」で傷ついた最強説。
あえて2走前に引退発表したこと。
そのひとつめを従来の豪脚で追い込んで見せたこと。
直前の武豊騎手のオフィシャルでのコメント。
これらから、ディープが勝つための展開を想像すると・・・・・・・・・・。

今回は武豊騎手の一分で、ディープインパクトは果敢に先行する!?


多分。。。当たりません・・・。(笑)
あまりにつまらなそうなレースなので、これくらいのサプライズを。
でも、あってもおかしくはないですよ。。。今回は。。。

あくまでも、今回は無謀にも”ディープ先行説”にこだわってみます。
あえてプライドのために負けたっていいじゃない。
果敢に先行して負けても、武豊騎手には何かと非難は集中するでしょうが、それによってディープのこれまでの栄光やプライドが傷つくことはないでしょう。
たとえ自分が恥をさらしても、自分の周囲の人や物事が辱められることを良しとしない。
武豊という人間のこれまでの言動や行動を見ているとそういうタイプの人間に思えます。
(そりゃ、生きるか死ぬかの選択になったら自分のことを優先するでしょうが。)

彼にはそれ以上の実績や確固たる信頼がありますし。
それでも多分、彼の口からは何も言わないと思いますが。。。

追い込んで負けたら、それこそディープのプライドがさらに傷つくことになるでしょう?


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


ということで、有馬記念の私の買い目は、、、、、


「第51回 有馬記念(GⅠ)」(芝2500m・右) 中山競馬場

     馬単  4→2  2→4       2 デルタブルース
     馬単  4→3  3→4       3 ドリームパスポート
     馬単  4→7  7→4       4 ディープインパクト
                          7 コスモバルク
     馬連  2-3
     馬連  2-7
     馬連  3-7


以上9点です。
すべて、ディープインパクトが果敢に先行していくという無謀な予想(妄想)のもと馬券を買っています。(笑)

ディープが押し切って圧勝パターンの馬単馬券を3枚とその裏目で3枚。
相手は、デルタブルース、ドリームパスポート、コスモバルク。
ディープがもし好スタートで先行したら、ダイワメジャー出番なしと見ます(笑)

ディープがハナを奪ったら・・・・・、
中間ペースになりドリームパスポートの高レベルの瞬発力が一番生きる展開になるとみます。
ディープとパスポートの壮絶な叩き合いが!!

もしディープがハナを奪えなかったら・・・・・、
前にいるのはコスモバルクでしょう。
そうなれば、2番手ディープに競りかける馬もおらず、コスモバルクもその恩恵で最後まで残るかも??
行った行ったの前残り!!あー!

もしディープが1周目スタンド前から先頭へ進出していったら・・・・・、
ディープは出負けしてしまうかも知れません。
それでもあえて先行する。。。という想定のもとに・・・。
その場合は、スロー→徐々にペースアップのスタミナ勝負になり、長く良い脚が使えるデルタブルースの出番です。
スタミナと瞬発力が両方要求されれば、この2頭が面白いですね。


あとの馬連は、やはりディープの先行策がダメだった場合。
ディープが先行して消えたら、来るのはこの馬たちかなと思いまして。。。




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


展開予想は全然間違っていても、馬券だけは当たるような気がします(笑)。

ディープ最後方から追い込みで圧勝!!

・・・・・だとしても、私は何の保証もいたしません。(爆)


それでは、また。




最新の画像もっと見る