どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

第37回東海ダービー(SPⅠ)。

2007-06-08 | 名古屋競馬の話

さて東海ダービー。
金曜日のメインレースは、毎週恒例「C-1特別」ではなく、「東海ダービー」です。
お間違いなく。。。って、そんなのこだわっているのは私だけでしょう。(笑)
たぶん。。。

このレースは、東海+北陸+中国地区の3歳馬の頂点を決めるレースです。
今年も激戦を勝ち抜いた12頭が名乗りを上げています。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


「第37回 東海ダービー(SPⅠ)」(3歳OP)ダ1900m右

1-01 ジーンジニー    (牝3)柿原翔54<愛知>
2-02 モモカプリンセス  (牝3)鋤田誠54<福山>
3-03 リックフィオーレ  (牝3)阪上忠54<笠松>
4-04 モエロアルカング  (牡3)嬉 勝56<福山>
5-05 プラチナクラウン  (牡3)吉田稔56<愛知>
5-06 ケイウンフレンド  (牝3)戸部尚54<愛知>
6-07 マルヨフェニックス (牡3)尾島徹56<笠松>
6-08 メガミムーン    (牝3)倉地学54<愛知>
7-09 シンメイジョアー  (牝3)丸野勝54<愛知>
7-10 ワイティタッチ   (牡3)竹下太56<愛知>
8-11 グレースガール   (牝3)筒井勇54<笠松>
8-12 トミノダンディ   (牡3)東川公56<笠松>


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★




<考え方の整理>

今年は、超大物と呼ばれるような素材はイマイチ見つかりませんが、それでも同世代の中に入れば他を寄せ付けなかった精鋭ばかりです。
ぜひ、高いレベルのレースを期待したいです。
とはいうものの、この12頭、どの馬も一長一短ありまして、少々難解なレースとなってしまいました。


実力的には、2月に園田競馬場で行われた「兵庫ユースカップ」でエンタノメガミ(兵庫ダービー2着馬)を寄せ付けなかった笠松のマルヨフェニックスが最上位と目してしたのですが、ここのところ調子も下降線。
馬体重も2歳の頃より減ってしまっているのが大いに気がかりです。
どこまで調子が戻っているか?
この馬の課題は、その1点です。

スピードでは断然上位のシンメイジョアーですが、前走1900m戦の「駿蹄賞」で見せた、あの残り3ハロンの止まり方は尋常ではありませんでした。
1600mまでであれば、一番時計。
古馬のA級の短距離レースでもすでに勝ち鞍を挙げているほどの韋駄天です。
やはりこの馬は短い距離がベストディスタンスであることは間違いないでしょう。
前走の教訓が生かされれば、鞍上の丸野騎手も何らかの手立ては打って来るでしょうが。。。

となると?
前走このシンメイジョアーに圧倒的な強さを示したワイティタッチが必然的に浮上してくることになりますが。。。
この馬は今年2月の時点では、古馬のB級であっさりと負けてしまうレースぶり、また430㎏台の小柄な馬格などから、その後の成長力が疑問視された素材でありました。
マルヨフェニクスのように、勝つ時には無類の強さを発揮して勝つようなこともありませんし、またシンメイジョアーのように、圧倒的なスピードでぶっちぎって驚嘆させるような勝ち方もしません。
前走も時計的には平凡ですし、また展開も恵まれたような感じも否めません。
でも実際、結果は残しています。
それは何より注目しなくてはいけないでしょう。


だいたい、共にクラシック戦線を戦ってきた中ではこの3頭でしょう。
それ以外には考えられません。


他路線からでは、2月以降中央の芝レースを中心に使われてきて、また前走「兵庫チャンピオンシップ」で4着に健闘したトミノダンディが有力でしょうか?
クラシックの王道を歩んできたライバル各馬がイマイチ伸び悩んできていることを思えば、この馬にも十分チャンスはあるでしょう。
ただ名古屋の1900m戦が、この馬の末足勝負に向くような展開になるかと言えば、それも疑問ではあります。


あとは、福山のダービー馬モエロアルカング、園田から転入2戦目で名手吉田稔騎手が手綱をとるプラチナクラウンに、全く未知の魅力はあります。




<展開予想>

絶対に先手を取ってスローに落としたいのがシンメイジョアーでしょう。
1番、3番と内枠に逃げたい馬がいますが、丸野騎手は何が何でもハナを取る意気込みで行くと思います。
またそういったことが得意なジョッキーですし。

マルヨフェニックスはいつも通り好位で折り合って流れに乗るでしょう。
尾島騎手はこの馬の力を信じて乗ると思います。
一番強いのは、本来この馬ですから。
変な騎乗をして後悔することだけは避けたいでしょうし。

そんな中、早めに動き出すのがワイティタッチ。
距離適性には絶対の自信を持つこの馬の特長を生かすなら、竹下騎手は絶対に持久力勝負のスタミナ消耗戦に持って行きたいと考えるでしょう。
少々タイム的にレースのレベルが下がったとしても、最後スタミナ勝負になれば断然この馬でしょうから。
もしかしたら3コーナーを待たずに向こう正面から敢然と真っ向勝負に出てくるかも知れません。

ここが一番の見どころ!!
いかにシンメイジョアーがペースを作るのか?
いかにワイティタッチが仕掛けていくのか?
そして、威風堂々マルヨフェニックスがどちらをマークして動いていくのか?
あと、後ろから来るトミノダンディも忘れてはいけません。
前の馬をじっくり見ながら、笠松のリーディングジョッキー東川騎手がどこでこの馬のエンジンを爆発させるのかも非常に興味深いです。

はたまたこれは競馬ですから、とんでもない伏兵が虎視眈々と出し抜くことも考えられます。
もともとこの距離で、必ずしもハイレベルな競馬ができるようなメンバーであるとも言い切れない今回のレース。
福山のモエロアルカングは内枠中段から虎視眈々とインを狙ってくるでしょうし、名手吉田稔騎乗のプラチナクラウンも同様。
戸部騎手も馬を最後までもたせる事に関しては天下一品ですから、少しでも前が共倒れになるようなことにでもなればスルスルと浮上してくることも考えられます。
まあそれにしても、来るのは多分このあたりまででしょう。




<私の予想>

◎ マルヨフェニックス
○ ワイティタッチ
▲ トミノダンディ
△ シンメイジョアー
× モエロアルカング


マルヨフェニックスの地力に期待。
ただ当日の馬体重、気配によっては消しもアリかな?
シンメイジョアーはどう乗ってもやはりこの最上級クラスのレースでは厳しい流れになってくることは間違いないと思われるので、4コーナーまで踏ん張れたとしても最後の直線は・・・・・。
ただ、そのシンメイジョアーを交わせる馬としては、ワイティタッチとトミノダンディくらいまでではないかと考えます。
モエロアルカングははっきり言って実力は未知数ですので、穴狙いの遊び程度で少々入れても面白いかな?




<私の買い目>

前回同様、当日オッズを見て決めます。
堅く行くなら、3連複2頭軸流しで3点。
オッズによっては上位4頭BOXも。

勝負したとしても、馬単で1頭軸流しまで。
オッズによっては裏表も買います。

やはり競馬はライヴですよね。





<P.S.>
そういえば木曜日の名古屋競馬の竹下太騎手は全て乗り替わりになっていました。
もしかしたら、ダービーのワイティタッチ号の鞍上も乗り替わりかも?






それでは、また。










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