どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

いまさら「かきつばた記念」シリーズ。

2007-05-08 | 名古屋競馬の話
いまさら?「かきつばた記念」シリーズです。
もう次開催も始まっているというのに!
まあ、いろいろありまして・・・。(汗)

特に素晴らしい話でもなく、あたりまえのように普通に振り返ってみます。




まず、「かきつばた記念」。
あとになって考えてみれば、2番枠を引いたサチノスイーティーがスピードを生かして逃げることは可能性として普通に考えられたこと。
ムーンバレイ、キングスゾーンの脚質を考えれば、この2頭にとって比較的不慣れな展開になることは予期できたことです。
たとえ無理をして半馬身でも前に出たとしても、枠順を考えれば1コーナーのコーナーワークでやはりある程度は置かれてしまうのは致し方ないこと。
良くて番手競馬。
さらに無理をすれば、自滅の危険も大きかったでありましょう。
そこで、他と比べて最後の脚に自信があるような馬ならば、前の馬を見ながらの競馬もできたでしょうし、はたまたもう少し距離のあるレースなら、控えてインに入れることも考えられたでしょうが、やはり小回りの1400m戦。
流れに乗れなければそこで終わりになってしまうことが多いレース。
バレイもゾーンも精一杯のペースで好位置を確保しましたが、やはり最後は脚が上がってしまいました。。。

思えば、リミットレスビットが勝つようなレースであれば、その一角崩しは地元馬と読んでいましたが、まさかそのリミットレスビットより先に2頭もJRA馬が居るようなレースでは苦しかったでしょうね。
あれだけ強気モードで乗られたら、最後まで我慢の利く中央のオープン馬には、なかなか太刀打ちすることは容易ではないでしょう。


勝ったのは、武豊騎手騎乗のメイショウバトラー。
あのJRA3頭の戦い。。。として見てみれば、やはり武騎手が1番枠の利を最大限に生かした好騎乗であったと見るべきでしょう。
馬の力差は、ついた着差ほどもなかったはずです。
このレースを支配したのがサチノスイーティーで、それを冷静に見抜いていて”出し抜いた”のがメイショウバトラーであったということですね。




次に「駿蹄賞」。
ワイティタッチは見事でした。
先行争いで少々後手を踏んでしまいましたが、それがかえって功を奏した感じ。
同じく人気を分けあっていたシンメイジョアーとニシキコンコルドが、スピードにまかせてとばす中、落ち着いて自分のペースを守った尾崎章生騎手のファインプレーでしょう。

一方の注目の1番人気シンメイジョアーですが、最後の3コーナーあたりで完全に脚が止まってしまいました。
それでもこの1900mのレースが、今後を期待される彼女の初距離であったことを考えれば、これは丸野騎手が意図的に強い馬のペースであえて彼女の距離適性を試してみたとも考えられるでしょう。
また、こういった競馬をしていくことによって、馬は最後まで我慢することを覚えていくのではないでしょうか。
もちろん、優れた勝負根性をもった数少ない優駿であることが必須条件ではありますが。
今後のシンメイジョアーと丸野騎手にさらに注目していきたいと思いますね。




このシリーズ中の話題としては、丸野騎手が自身通算1000勝を達成したことでしょう。
こちらは、すでに記事にしましたので、触れるだけにしておきます。
おめでとうございました。





それでは、また。






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