つらねのため息

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高句麗は中国か朝鮮か

2004-08-10 00:00:00 | 海外のこと
という実にくだらない論争があるそうだ。高句麗のあった時代には中国も朝鮮もなかったわけでそんなんどっちでもないというかどっちでもありえないというのが実態だろう。いやむしろ高句麗のような古代国家の存在自体が近代国民国家の国境線が絶対的なものではないということを象徴的に表現しているといえる。

いずれにせよ、こういった議論が出てくるということは、「統一朝鮮」をにらんだ政治的駆け引きがすでに始まっているということ。この議論に中国政府が絡んでいるということは金王朝の後見人たる中国政府ですら(遅くとも)中期的には統一が不可避であるという判断に達したということだろう。

もっともその中国自体も結構危ないような気がする。「反日」サポーターの問題は下で書いた問題以上に中国当局が事態を完全には把握できなかったという点が大きい。当局の見解に反して人々が「反日」を叫ぶ姿は結構新鮮だった。自由化が進んでいる証左と見てもいいのではないだろうか。民主化も近いか?

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