つらねのため息

写真や少し長い文章を掲載していく予定。

キハ52引退に思う

2010-02-28 16:41:00 | 写真
大糸線のキハ52が3月で引退とのこと。まだブログにのっけてなかったみたいなので、便乗して、去年のお盆に帰省ついでに乗った時の写真を。



ところで、大糸線といえば、糸魚川駅の赤レンガ車庫でも有名だが、こちらも北陸新幹線の建設にともなって取り壊される予定らしい。保存運動なんかもあったけど、予算的にかなり難しいようだ。



そもそも新幹線ができたときに、並行在来線がどうなるかもまだ決まってないし、北陸本線が第三セクター化された場合、飛び路線となってしまう大糸線の南小谷以北の部分が廃止されることだってありうる。

この写真を撮った時も、まるで都会の通勤電車に乗っていたような混み具合でびっくりした記憶があるが、鉄道ファンの人には、ぜひそういう社会的な視点に立って公共交通をいかに維持していくかというようなところから、色々と発信していってもらえたらなあと思う。なにも写真を撮られるために鉄道が走っているわけではないのだから。昨今の鉄道ファンをめぐるあまりよろしくない報道を目にするにつれ、そう思う。

こちらにもう少し写真があります。

比例代表リストのオープン化を

2010-02-22 23:16:00 | 日本のこと
読売新聞のサイトにこんな記事が掲載されていました。

社民、参院比例に新社会党幹部の擁立検討(2010年2月21日03時06分 読売新聞)

新社会党の原和美副委員長が社民党に入党し、社民党公認として出馬する方向という内容です。

関連して以下のような記事も。
新社会と合併も視野…社民、党勢回復へ期待(2010年2月21日11時27分 読売新聞)

旧社会党の現実化路線に反発してできた新社会党ですから、もはや社民党との間に大きな違いはないでしょうし、そんなに合併して少しでも勢力を拡大しようというのは、いい話のような気がします。

もっとも、もともと新社会党を支持していた人たちは、(前回の9条ネットのような独自の動きがなければ)おのずと社民党に投票していたでしょうから、合併の効果がどのくらいあるかは微妙な気もしますが…。

それに、社民党が連立の一角を占め、日米安保を容認せざるを得ない立ち位置にいることで、一応、新社会党という政党の立ち位置(非共産・反安保)も完全に無意味ではないという気もしますので、この話がすんなりいくかどうかは微妙かもしれません。

それはともかく、個人的にはこのニュースを見て思ったことが…。それは参議院の比例代表のリストをオープン化できないかということです。

個人的にはあまりいい制度だとは思わないのですが、今の参議院の比例代表選挙は非拘束名簿方式です。つまりそのリストの中でだれが当選するかは、個人票の得票数によるわけです。逆にいえば、政党があらかじめ名簿順位をつくる必要がありません。

つまり小さな政党が寄り集まって統一のリストをつくり、そのなかでお互いに切磋琢磨して得票数の多い順にそのリストの中で当選していくということが可能なわけです。

たとえば社民党のリストに党員ではない人にも入ってもらい、もしその人が多くの票をとれば当選することができる、というようなことにすれば参加する方の政党にも、議席獲得のチャンスが生まれますし、リストを開放する方の政党にも党全体の得票数を押し上げることができるというメリットがあります。

統一リストというのはヨーロッパの小政党の間では珍しくないですし、どこかの政党が取り入れてくれたら面白いのになあと思ったりします。