ドイツの選挙結果についてわかっていることを書くと、まず言えることは(シュピーゲルの表現を借りれば)「結果のない選挙」ということ。野党のCDU/CSUとFDPの「黒-黄色」連立でも現在のSPDと緑の党の「赤-緑」連立でも過半数には達しない。これは左派政党「左翼党-PDS」が8.7%も得票したからである。
ちなみに各党の得票率と獲得議席数は、
CDU/CSU:35.2(-3.3)%(225)
SPD :34.3(-4.2)%(222)
FDP :9.8 (+2.4)% (61)
左翼党 :8.7 (+4.7)% (54)
緑の党 :8.1 (-0.5)% (51)
総議席数は613、過半数は307
という結果になった。
(以上ZDFのHPによる)
というわけで考えられる連立の組み合わせは
CDU/CSUとSPDの大連立、
SPD、緑の党とFDPのいわゆる「信号機連立」、
SPDと緑の党、左翼党の連立
ということになるだろう。
それと可能性としてはCDU/CSU、FDPと緑の党の連立もないわけではない。
二大政党はともに得票を減らした。
議席を伸ばしたのは左翼党とFDP。
FDPはネオリベ路線だといわれているらしいので、「改革」イメージがあったのかもしれない。
逆に左翼党は新自由主義的な改革への反対を唱えることで、かなり躍進した。これまでは旧東独でしか得票できなかったが、元SPD党首のラフォンテーヌ氏の新党と統一したことで、今回は西側でもそれなりに得票しているようである。
年齢的な分布で行くとSPDはあらゆる世代で満遍なく得票しているが、CDU/CSUは年齢が上がるに従って支持が増加していく傾向がある。
逆に緑の党やFDPは若者の間で人気がある。とりわけFDPが今回伸びたのは若者の支持が大きいようだ。
左翼党は30~60位の中年層で大きく票を伸ばしている。
左翼党は職業別の分布でもとりわけ労働者の間で支持を集めているということがわかる。
まだ言い切れるだけのものはないが「勝ち組」の票がFDPへ「負け組」の票が左翼党へ流れたといえるかもしれない。
ちなみに超過議席はSPDが9、CDU/CSUが6である。
とりあえずは今後の連立交渉を見守るしかないようである。
ちなみに各党の得票率と獲得議席数は、
CDU/CSU:35.2(-3.3)%(225)
SPD :34.3(-4.2)%(222)
FDP :9.8 (+2.4)% (61)
左翼党 :8.7 (+4.7)% (54)
緑の党 :8.1 (-0.5)% (51)
総議席数は613、過半数は307
という結果になった。
(以上ZDFのHPによる)
というわけで考えられる連立の組み合わせは
CDU/CSUとSPDの大連立、
SPD、緑の党とFDPのいわゆる「信号機連立」、
SPDと緑の党、左翼党の連立
ということになるだろう。
それと可能性としてはCDU/CSU、FDPと緑の党の連立もないわけではない。
二大政党はともに得票を減らした。
議席を伸ばしたのは左翼党とFDP。
FDPはネオリベ路線だといわれているらしいので、「改革」イメージがあったのかもしれない。
逆に左翼党は新自由主義的な改革への反対を唱えることで、かなり躍進した。これまでは旧東独でしか得票できなかったが、元SPD党首のラフォンテーヌ氏の新党と統一したことで、今回は西側でもそれなりに得票しているようである。
年齢的な分布で行くとSPDはあらゆる世代で満遍なく得票しているが、CDU/CSUは年齢が上がるに従って支持が増加していく傾向がある。
逆に緑の党やFDPは若者の間で人気がある。とりわけFDPが今回伸びたのは若者の支持が大きいようだ。
左翼党は30~60位の中年層で大きく票を伸ばしている。
左翼党は職業別の分布でもとりわけ労働者の間で支持を集めているということがわかる。
まだ言い切れるだけのものはないが「勝ち組」の票がFDPへ「負け組」の票が左翼党へ流れたといえるかもしれない。
ちなみに超過議席はSPDが9、CDU/CSUが6である。
とりあえずは今後の連立交渉を見守るしかないようである。