つらねのため息

写真や少し長い文章を掲載していく予定。

伊太利亜の選挙

2006-04-13 23:21:08 | 海外のこと
どうなるかと思ってましたが左派が勝ちましたか。まあ正直なところ、左派に現在の経済的混迷を抜け出す秘策があるとも思えず、これからが大変なんでしょうが。

ベルルスコーニ氏の反応はちょっとひどい。あれじゃあEUの主要国というよりも、民主化途上にある国の負けを認めない指導者と変わらない。デモクラシーって指導者が選挙での負けを認めてはじめて成立すると思うんですけどね。まあ、彼が追従する某大統領も似たようなことをやって職についていますが。

ところでこの国の選挙は、諸政党が選挙連合を組んでいますが、今回の中道左派連合の名前が各新聞社によって異なった訳され方をしているのが大変気になります。

ネット上で調べただけですが、読売と毎日は「連合」、産経は「団結」、朝日は「ユニオン」となっている。

んで、原語を調べたところUnione(女性名詞らしい)であった。英語のUnionですな。片仮名なのに勝手に英訳している朝日は論外にしても、産経の「団結」って訳はちょっと気になります。調べてみると確かにそういう訳語もあるようですが、何かこの言葉に特別のこだわりでもあるのだろうか?

それとひっかかるのが新首相就任を確実視されているプロディ氏の肩書き。
どこも「元首相」と記していて氏の前欧州委員会委員長の肩書きを前面に出しているところはない。毎日のみ「プロディ元首相(前欧州委委員長)」と書いてあったが。

やはり欧州委員会委員長の職は主要国首相より軽いポストという扱いなんだなあと改めて感じた次第。

と、ここまで書いていてBBCを聴いてたらformer European Commission Presidentってちゃんと言ってましたね。やっぱり日本とヨーロッパで受け止め方が違うのかな。

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