だいちゃんぜよ

橋本大二郎高知県知事が辞職したらしい。裏金疑惑がどうのとかいわれてるが兄弟そろって裏金と説明責任で問題起こすとはいやはやなんともである。

ただ、個人的には高知県政には別の観点から興味を持っている。大二郎知事を（多分勝手に）支援している共産党の存在である。共産党が与党的な役割を果たしている県は、そんなに多くないはずである（確か長野もそうだが）。しかも相手は「改革派」とはいえ自民党最大派閥の領袖の弟。こういう人に対し「是々非々」の態度で臨むという共産党の態度は「現実化路線」に転じる可能性を秘めているんじゃないかと思う。共産党が候補を立てなければ民主が自民を逆転できる選挙区は結構多いはず。その意味で共産党が反システム政党であることをやめて日本の政党システムの中で存在感を示すようになれるかどうか、その試金石の一つとして高知県政は結構興味深いと思う。次の知事選がどういう構図になるか（前回は各党相乗りVS大二郎でしたが）、注目です。