今年は父に代わって、私が鏡開きをしました。
そのままだと固すぎるので、餅を一日水に浸し、さらに半日ほど乾かしてから開く。餅の下にダンボール紙を引いて包丁が傷まないようにする。などなど、何十年も続けてきた父の工夫を、ある程度は聞いて始めました。
しかし、うまくいかない。
一番の間違いは餅が丸いから、ケーキのように十字、十字に切っていったこと。ちょっと考えれば分かることですが、このやり方だと三角の餅ができ、大きさも形も不揃いになってしまいます。父もまさか私がそんな開き方をするとは思わないので、そこまでは教えませんでした。
二個目には気付いて、それからは餅を1センチほどの厚さに平行に切っていきました。
使った後の特別な包丁も来年までどうやってしまっておくのか分からない。少し錆びもついているようだし。結局父に聞き、よく洗ってから乾かしてほんの少し油を塗って、しまいました。
代わって、年末年始に当社の倉庫に設置した棚。以前、本社で使っていたもので、組み立て直すだけの簡単な作業と思っていましたら、あにはからんや。
縦支柱と横棒の継ぎ目の穴が合わない。何回も何回もやり直してもうまく継げず。結局は近くの工場でドリルを借りてきて、一箇所一箇所、横棒に新たな穴を開けることに。
これは、社員のみなさんに工夫して頂いて、うまくいきました。
「簡単」、「出来る」と思っていることが、やってみると案外、難しいことがよくあります。それらを創意工夫して、一つ一つ解決していくと、ほんの少しですが、力量が上がります。
生活も仕事もこの繰り返しではないでしょうか。
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