えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

「宙返り」(6月30日 筑豊)

2008年07月13日 22時40分56秒 | 出張
 母、長男、次男の家族を中心営まれているお花屋さんで、そのお母さんからお聞きしたお話しです。

 次男さんは最初、別な仕事をされていました。その仕事で5階の屋上で作業していた時、誤って頭から逆さに転落しました。
 落ちた瞬間、バスケットの名選手で運動神経もよかった次男さんは
 「このままだったら死んでしまう」と思って、宙返りしたそうです。そこで意識がなくなりました。 
 
 17メートル下のコンクリート地面に足から落ち、反動で飛ばされました。足はぐちゃぐちゃ、顔も飛ばされた勢いでどこかにひどく打ちつけました。

 大手術は成功し、一命は取り留めました。しかしどこまで体が回復するか分からない状況でした。当時、結婚を控えた彼女がいました。お母さんは、その彼女に、
 「こんな体になったから、あんたも子のこのことは考えずに別な人を探したらいい」
 と言ったそうです。

 しかし、彼女は献身的に看病しました。バスケットの名選手で体力もあった次男さんは驚くべくほどに回復。二人は結婚しました。今では高校生と中学生の子どもさんがいて、二人ともバスケットの名門校で、
 「お父さんの出来なかったことを私たちがやってあげる」
 と励んでいます。

 いらぬおせっかいでしょうが、「これからもこのご家族の幸せが続きますように」と願ってしまいます。

 商いをしながら、御得意さんからこんなお話しをお聞きできる。私も幸せになります。

 今朝、九州周遊出張から帰阪しました。出張中、あまり更新もしませんでしたが、たくさんの方に訪れて頂き、ありがとうございます。
 今日から、日を追ってその出張の様子をお伝えしていきます。
コメント (4)
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