えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

「ここの生姜焼きはおいしい」と声をかけてきたおっさんの正体

2012年06月13日 14時46分18秒 | 出張
東日本のみなさん こんにちは

 関東出張中のある日の夜、ホテル近くの食堂に。豚生姜焼き定食を頼みました。ママ一人でやっているお店。混んでいて、なかなか料理が出てきません。その間、カウンターで新聞をゆっくり読みながらつきだしのきゅうりの浅漬けでビールを頂いていました。運ばれてきたのは約30分後。新聞を読むのをやめて顔をあげた瞬間、もうちょっと回っている左隣の60歳ごろのおっさんが待ちかねていたように、
 「ここの生姜焼きはおいしいっ」
 なれなれしく声をかけてきました。それから半生を語り始めました。

 営業の仕事で半年に一度この地にくる。10日ほど滞在する。
 かって60店舗年商600億の会社を経営していた。
 70頭の馬主で重賞レースも4度優勝した。
 優勝すると1億手に入るが、3億で買っていてはあわない。
 中にはゲートにも入れない馬もいる。
 以前は月24日出張していた。
 その会社も倒産。馬もすべて手放した。
 今は雇われて営業をしている。
 大阪の生野から来たというと、「昔は大阪によく行った。生野は大阪でも最高っ」と言った後、おどけた調子で「最低っ」と。
 家族のこともいろいろと。

 酔いがさらに回り、
 「やっと ○○○○○」
 と、その年商600億あった大会社の誰でもが知っていたCMソングを、椅子に座ったまま上半身をくねらせ大手を振って踊りながら歌い始めました。だいぶん壊れてきました。さらには初対面の私に「カラオケに行こう」と。
 そろそろ潮時、「どんだけ大ぼら吹いてんねん」と思いながら別れました。

 ホテルに帰って言われた会社をネットで検索すると実在しました。そして話の辻つまが全て合っています。

 カウンターでは話に合わせ、「でも、(昔は)よかったですやん」と振ったら、「うーん」と少し唸った後、急に両手を広げ「そんだけ」と酔っ払いのおどけ顔で答えられました。

 おっさんの話、ほんまにほんまかは分からんけど、おもろかったな。次におうたらカラオケ行って、「そんだけ」の話、どんだけか聞いたろ。
 
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