えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

ペップ製造・岡田造花のものづくり

2013年12月30日 14時46分18秒 | ドンキホーテ
 東北のみなさん こんにちは

 当社は経歴書などで社歴を96年とさせていただいています。1917年に父方の祖父岡田安太郎が東大阪市で造花製造業を始めたのを創業としています。父は男4人女4人の8人兄弟の三男。長男が祖父の跡を継ぎトモエ商会社長、二男は造花に使うペップ(人工実)製造・岡田造花(豊中市)として独立。父も造花輸入部門をもらってニューホンコン造花として独立、四男はトモエ商会の博多営業所に赴きました。

 昨年の夏ごろ、その二男岡田昭治が営む岡田造花の工場を見学させてもらいました。ペップとはこんな商品です。

 

 

 花を作る際の赤実であったり、花芯のおしべめしべ、はたまた手芸用の犬の目などです。上は赤実、下は犬の目です。お分かりになるでしょうか、このつやがそう簡単には出せません。そして一つ一つを均一な大きさに仕上げるのがまた難儀です。

 

 伯父は機械も手作り、もちろんその調整も自身で。ペップのもとになる溶液の調合も日々の工夫で極めてきました。創意工夫とはこんなことを言うのでしょう。

 伯父の作った商品の品質はプラスチック製や中国産では太刀打ちできません。半面、手間暇かける分やはり割高です。以前は輸出もして多くの従業員が働いていました。しかし年々売り上げが減ってきて。さらに叔父が高齢となり昨年末で閉鎖。造花パーツの製造工程をどうしても見ておきたくて、閉まった工場を無理を言って開けてもらったのです。

 その叔父が今年4月、85歳で亡くなりました。造花一筋に70年間働き続けてきて。日本のものづくりを担ってきた人物が一人減りました。

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コメント (2)
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