みなさん こんにちは
5月20日に、大阪布施・浄土真宗本願寺派明専寺で永代経法要があり、参加しました。私なりの解釈では永代経法要は、阿弥陀如来の教えを永代にわたって引き継いでいく法要です。後代にわたってを先祖を供養する永代供養とは違います。
阿弥陀さんの教えを引き継いでいくからでしょう、その日の読経は仏説阿弥陀経。お釈迦さんが阿弥陀如来の教えを説くお経です。そのあとの法話は、本願寺派布教使の小林顕彰英師。面白いお話をいっぱい聞けました。
*阿弥陀如来像の右手は召喚、左手は摂手。左手で衆生を救い上げる手なので長く、そして不捨(漏れこぼさ)しないように水かきがついている。いつでもどこでもどんなあなたでも、もうすでに阿弥陀さんの手の中にあるから安心しろよと呼び掛けている。
*手の指、人差し指、中指、薬指を閉じて親指と小指を伸ばしたら、必ず親指は小指を向いている。それが阿弥陀如来さん。
*子や嫁と仲がうまくいかず、「何もできなくてつらい。早よ死にたい。こんな私にできることは何かあるか」と寝たきりのた女性に尋ねられた。「いつもありがとう」と言いなさいと教えた。とげとげしかったお家が明るくなった。
*末期がんを患っている師匠に「ご体調はどうですか」と尋ねたら、師匠、「順調に悪くなっている」。
*倶会一処とは、先だって行った人が待ってくれている所に還る。
*「人偏に西の下に國」の字は阿弥陀さんのこと。「西の国に居る人」の意味。西という字は鳥が巣に還るのを表している。酉はその西に止まり木が一本足されている字。日暮れに鳥が帰っていくところが西。転じて安心して帰っていくところ、西方浄土に結び付いた。
永代法要は午後2時と7時の2回催されます。しかし新型コロナウイルスの影響で昨年はお昼のみ。またその前年はコロナで中止でした。今回3年ぶりに普段通りの法要になりました。昼夜ともお参りしました。昼の部は約20人、夜の部は15人程度。ご松村秀方住職によると、コロナ前に比べて少なかったと。「(夜の参加者が特に減ってきているけれど)さりとて、夜しかお参りできない方もいらっしゃる。お一人でもお参りする方がいらっしゃっるなら続けていきたい」と。
明専寺は布施の繁華街のすぐそばにありますが、門を閉じると、外の喧騒はあまり気にならなくなります。夜のとばりがおり、暗がりの中、漏れ出る本堂からの明かりだけが煌々と輝く、そこに初夏のひんやりした風が漂う。なんとも風情があります。幼い頃、こんな光景に出会ったような。郷愁にかられました。それこそ阿弥陀さんの手のひらに包まれているような。
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