つれづれ日記

不動産鑑定士 佐藤栄一が仕事や生活で感じたことをつづります

久々の集中

2010-03-06 15:10:20 | 不動産評価(専門)
収益物件(貸しビル)の鑑定評価依頼があり、収益還元法でDCF法を適用した。

敷金のほかに建設協力金的な保証金の授受があり、その償還方法が家賃と相殺しながら償還する複雑な内容だったので、どのようにDCF法に反映させるか悩んでしまった。

久々に集中して夜中まで考え込んだが、そのような時は暑さも寒さも空腹ものどの渇きも感じない。

これでよし!と思ったら、夜11時頃になっていた。

ところが、翌日目が覚めると昨夜の検討で不十分なところに気付き、結局その日の午前中までかかってしまった。

不動産は、何年携わっていても、経験したことのない事案にぶつかる。そのときに、いい加減にしないで自分の納得のいくまで考え抜くことが自分の蓄積になっていくのだと思う。