つれづれ日記

不動産鑑定士 佐藤栄一が仕事や生活で感じたことをつづります

2012年6月 いわき市久ノ浜

2012-06-29 18:19:17 | 不動産評価(専門)
今日は仕事でいわき市の大久・久ノ浜方面へ出向きました。

帰りに久ノ浜の沿岸部に立ち寄りました。





津波被災地は、写真のような状態です。

しかし、一歩まちなかに足を踏み入れれば、地元の人たちが忙しく動き回っています。

また、久ノ浜漁港周辺にも人の姿が多く見られました。

去年とは違い、前に踏み出している感じがあります。

昼の仮眠

2012-06-26 12:53:18 | エッセイ
事務所の中で仕事の日は、可能であれば、昼に仮眠を取ります。

10分~15分くらいですが、少し午後の仕事の効率が上がるようです。

実は、今仮眠を終えたところです。

さあ、午後もがんばろう

農地・山林の価格

2012-06-25 19:55:17 | 不動産評価(専門)
地方圏の農地・山林の価格は非常に低いです。

特に福島県は放射線汚染の問題があります。

求められて農地・山林の評価をするときがありますが、評価物件の面積が小さいと、評価した物件の価格(総額)が、いただきたい評価報酬と同じくらいになってしまうことがあります。

たとえば、評価した畑の価格150,000円、いただきたい評価報酬150,000円といった具合です。

評価した物件の価格が低くても評価する手間は省けないので、このようなことになる場合があります。

必要があって評価を依頼されるので、そのまま請求して良いとは思いますが、果たしていかがなものかと悩んでしまいます。


あだたら渓谷遊歩道

2012-06-24 17:44:18 | エッセイ
今日は、ボーイスカウトの夏の活動の下見を兼ねて、妻と岳温泉方面へ。

下の写真は、あだたら高原スキー場から入る安達太良山奥岳登山口駐車場の様子。
満車に近い人出で、去年よりは登山者が回復しているようです。



目的は、登山口脇からスタートする「あだたら渓谷遊歩道」。

渓谷沿いに整備されている遊歩道で、”森林浴”に最適です。

先週の大雨の後で足場が悪かったですが、1時間ほどで往復できました。


↑遊歩道内の「魚止滝」

マー君、郡山市開成山野球場で投げる

2012-06-23 13:31:28 | エッセイ
昨日、郡山市の開成山野球場でプロ野球「ロッテ対楽天」の公式戦が行われ、”マー君”こと田中将大投手が先発し、見事勝利を収めました

地元ファンも、開成山で”マー君”の勇姿を見ることができて大喜びだったようです。

そういえば、一昨日の夜、ランニングで開成山野球場の前を通ったときに、既に売店等のブースが多数設置されていて準備万端のようでした。

盛り上がるイベントが地元で開催されるのは、大変ありがたいことです

郡山市への観光客入込数(平成23年)

2012-06-22 12:23:24 | 不動産評価(専門)
福島県内の経済は、建設・土木業、小売業は復興関連需要により業況が好転しているが、観光業・農林業は依然停滞していると言われています。

その中で、観光業については、観光客入込数についてのデータが平成22年分までしか発表されておらず、震災(原発事故)が起きた平成23年の具体的な数字を知りたいと思っていましたが、このほど、郡山市について、6月市議会の質疑で明らかにされました。

それによると、郡山市の平成23年の観光客入込数は、「前年比47%減の約210万人」だったとのことです。手元にある平成22年の資料によると、郡山市は約399万5千人となっていますので、符合します。

要するに、震災(原発事故)により、観光客入込数が半分近くに減ってしまったということです。

田崎建一先生を偲ぶ

2012-06-21 12:49:32 | 不動産評価(専門)
先月、郡山市の不動産鑑定士 田崎建一先生が亡くなられました。

近親者の方のみで葬儀等が執り行われたとのことでしたので、コメントを控えておりましたが、昨日「お別れの会」が催されましたので、一言記したいと思います。

先生は、県内の鑑定業界の中で、草分けのお一人です。そして、全国の場で論陣を張れる数少ない鑑定士のお一人でした。

平成4年以降、福島県内でバブルがはじけたとき、先生は「郡山駅前の地価は10分の1になる」とおっしゃいました。まだ、駅前の地価が坪当たり1500万円以上したときのことです。

私もある程度は下がると思いましたが、下がった経験がない時代でしたので、10分の1は極端すぎると思ったものでした。

そして、現在、郡山駅前の地価は、ピーク時の10分の1以下になりました。

先生の不動産に対する見方の的確さは、不動産市場に限らずに、株式市場・金融市場など貪欲に情報を取られていたことのたまものだったようです。

そしてまた、その幅広さは趣味の世界にも広がり、独特の語り口”田崎節”とともに、希有な「個性」を確立されていました。

大先輩のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

好調な小売業

2012-06-20 08:03:48 | 不動産評価(専門)
県内では、建設・土木業のほかに小売業が好調で、景気の下支えに重要な役割を果たしていると聞きます。

今日の朝刊に、県内主要上場企業(金融機関を除く)の2012年2、3月期の決算状況が掲載されていましたが、その中で「ダイユーエイト」が経常利益を大幅に上昇させていました。

同社は、ホームセンターとして”震災復興特需”の恩恵を直接受けているようです。

最近では、日用品に加えて白物家電も動き始めているという話も聞きます。原発賠償金等の受け取りが、消費に繋がってきている部分もあると思われます。

取引事例と市場滞留期間~取引価格の見方

2012-06-19 17:41:10 | 不動産評価(専門)
郡山市中心部の住宅地域に分譲地があります。

造成が終わり、分譲に入ったところで、大震災・原発事故に遭遇しました。

価格は震災前に設定されており、土地単価は坪あたり30万円超、土地面積は概ね50坪くらいで、需要の高い人気エリアなので、震災がなければすぐに売れそうな感じでした。

ところが、震災が発生し、放射線の問題が起きました。

たまたま、そのあたりは市内でも放射線量が高く、需要が激減しました。

しかし、分譲会社は、価格を下げずに売却を試みたようです。

なかなか売れなかったようですが、ようやく少しずつ成約する画地が出てきました。

成約した取引事例価格は、震災前に設定した価格です。

であれば、”震災後も地価は下がらなかった”といえるか?

この場合、契約速度が問題なります。

通常の市場滞留期間で売れず、長い時間をかけて少しずつ売れ始めたわけですから、その点を考慮する必要があります。

取引事例をみるときに、そのへんまで気をつけて見ていかないと判断を誤ります。

地元の物件なので実情はよくわかりますが、これが、遠方の物件であればどうでしょうか。

取引事例価格だけに目を奪われず、取引に至らない多くの市場滞留物件の存在を見落とさないようにしなければなりません。

ひな型の改良

2012-06-18 18:32:52 | 不動産評価(専門)
鑑定事務所から発行する書類は、「鑑定評価書」を中心として多岐にわたりますが、必要に応じ「ひな型」の改良が必要です。

当事務所でも、より効率よく、しかも、必要事項を漏れなく的確に記載するために、気がつくたびに少しずつ「ひな型」に改良を加えています。

従来、鑑定事務所が発行する「鑑定評価書」等は、本文(説明部分)はワード・一太郎などの文書作成ソフトで、別表(計算部分)はエクセルなどの計算ソフトでというのが主流だったと思いますが、最近は、すべてエクセルで作成する事務所も増えてきたようです。

すべてエクセルで作成すれば、別表(計算部分)から本文への転記が自動的に行われるように設定できますので、効率的な面はあります。

当事務所は、まだ従来型のスタイルで、「本文」はワードで、「別表」はエクセルで作成していますが、エクセルのスキル向上の必要性を感じます。

レース計画

2012-06-17 22:45:50 | ランニング
今年は子供の部活動の応援もあり、大会へのエントリーを控えていましたが、それも一段落し、シーズンの後半はレースに出たいと思うようになりました。

そこで、今日は計画を立てました!

ランネットや、スポーツエントリーで検索しながら固めました。

9月30日(日)会津若松鶴ヶ城マラソン 10km
10月8日(祝)郡山シティマラソン 10マイル
11月3日(祝)那須塩原マラソン ハーフ
11月18日(日)宇都宮マラソン ハーフ

と、転戦する予定です。

9月中旬までは、ボーイスカウトの活動が夏のメインを迎えるため無理できません。

9月末の鶴ヶ城マラソン10km、10月の郡山シティ10マイル(16km)足掛かりにして、
11月のハーフマラソンに山を持っていきたいと考えています


郡山市菜根1丁目の放射線量

2012-06-16 13:26:37 | 郡山市の放射線量
今日は、土曜日。

今年、町内会の保健衛生の係になっている関係で、町内会で実施した放射線量測定に参加しました。

私が割り当てられた班は、郡山市菜根1丁目の10箇所ほどを計りました。

結果は、0.3~1.2マイクロシーベルト/時と大変ばらつきがありました。

主に舗装市道上の地上1mと50cmを計りましたが、やはり植栽がある所は高く計測されました

計測したデータは市に提出し、除染を急いでくれるように求めるとのことでした。

地価公示の行政事業レビューを傍聴しました

2012-06-15 18:14:53 | 不動産評価(専門)
本日、「地価公示」の「行政事業レビュー」の様子をインターネットで傍聴しました。

今まであまり公開されることがなかったであろう「地価公示標準地」の選定過程、地価公示制度の実働部隊となっている私たち不動産鑑定士が所属する「分科会」の運営、「地価公示鑑定評価員」の依嘱のあり方等がオープンにされました。

とても良いことだと思いました。

一方で、①地価公示が目指すべきもの、②地価公示で評価する地点数、③二人鑑定の必要性等については、委員から厳しい指摘がなされていました。
国土交通省の担当者が一生懸命説明されていましたが、結果は委員の全員一致で「抜本的改善」が必要という指摘がなされたようです。

委員からの様々な質問に対して、”現場の不動産鑑定士ならこのような答え方もあるのに…”と感じた部分もありましたが、いずれにしても公の場で「地価公示」が議論されるのは価値のあることだと思います。

「地価公示」が重要な社会インフラであることは間違いなく、それだけに、真に改善が必要な部分はすぐにでも取り組む必要があると感じました。


地価公示が行政事業レビューに取り上げられる

2012-06-14 19:35:51 | 不動産評価(専門)
日本不動産鑑定士協会連合会(私たちは、”本会”と呼んでいます)からの情報提供によれば、明日6月15日(金)午後5時から、「地価公示」が「行政事業レビュー」(各府省において事業の実態を十分に把握・点検し、その結果を今後の事業執行や予算要求等に反映する取組)に取り上げられるとのことです。

各分野の有識者が地価公示についてどのように考えているのか、どのようなことが期待されているのかを知る貴重な機会とのことです。

インターネット中継で傍聴できるそうなので、見てみようと思います