つれづれ日記

不動産鑑定士 佐藤栄一が仕事や生活で感じたことをつづります

陸上全日本マスターズ三段跳び

2017-04-06 21:17:58 | エッセイ
大学時代にともに陸上競技に取り組んだ仲間が、陸上競技の全日本マスターズ選手権三段跳び(55歳~59歳の部)で11m31を跳び、初優勝しました。

私たちが所属していたのは国立大学の陸上部ですので、彼も学生時代は決して全国レベルにあったわけではなく、東北地区の大会で決勝に残る程度の選手だったと思います。

学生時代は、すぐ近くに住んでいて、一緒に銭湯に通った間柄です。

彼は跳躍パートで私は短距離パートでしたが、グランドでの練習だけでは足りずに、よく銭湯からの帰りに陸上談議に花を咲かせたものでした。

学生生活が終わっても、彼は陸上競技の競技者として跳躍を続けていました。この「競技者として」というところが凄いところで、私のような適当な“市民ランナー”などとは違います。

優勝の手記によれば、中学時代から40年以上も競技生活を続けているとのこと。

社会人になってからも、毎シーズン工夫に工夫を重ねながら競技に取り組んでいたようです。

体力の衰えとともに記録も落ちてきていたものの、45歳ころから体幹トレーニングを取り入れ記録を引き上げることに成功したようです。

もちろん年齢が上がるにしたがって競技人口は少なくなるのでしょうが、本気で競技に取り組んでいる同じような猛者たちが一定数いるようです。

何十年もの日々の小さな積み重ねによる初優勝!

生涯を通して一つのことを追求することの凄さを見たような気がします。