トット・ベーネ日記

いよいよ75歳に突入、人生を楽しむのに定年無し。日常的に心に留めておく三原則を 動く。楽しむ。そしてぼちぼちと。

蕎麦の石(泥)抜き・磨き 

2011-11-23 | 篠原そば
これまたお利口さんの機械



蕎麦の地産地食をするには、まだ作業が要ります。玄蕎麦には、小石や泥が混じっており、また、脱穀・選別をしたそばの実の表面には、泥やホコリなどが付着しているので、石(泥)抜きや、磨きを行います。石(泥)抜きは、 選別時に使用した唐箕は軽いゴミを風で吹き飛ばすという仕組みなので、そばの実かそれ以上の比重がある石粒などは揺動板で取り除く「石(泥)抜き機」で行いました。また、細かいゴミまで製粉すると、ジャリジャリとした食感のそばになってしまうので、「磨き」という行程で表面の不純物を取り除くことになりますが、「磨き」機で雑味の入らないそば粉に仕上げるため、蕎麦用に改造した循環型の精米機を使用して、殻の表面がピカピカと黒光りするまで磨きます。寒ざらし蕎麦を聞いたことがありませんか。新そばの実を水に浸けてから寒風にさらす手法で作られたそばで、そばの実の雑味を除去することで、上品な甘みのある、より香り豊かな喉ごしの良いそばにするそうで、これと同じことをお利口さんのこの機械でしてしまうことになります。今日はこの機械を掃除するコンプレッサーをK・Mさんに貰ったので大変楽で、アリガトさんでした。


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