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久々に吉祥寺に行きましたが
何故ここが住みたい街ランキングの上位になるのか
今回もさっぱり分かりませんでした。
これも中央線沿線コンプレックスのせいかもしれませんが・・・
今回は一番前の席でした。
公演前にDMが届いて、その先行発売に申し込んだらこんないい席になってしまいました。
ライブとかでいつも一番前のいい席を取るにはどうすればいいんだって思いますけど、
いざ取れてみると案外簡単じゃん、って人間って勝手な生き物です。
肝心の舞台の話ですが、前回の「遭難、」がすごく面白くて
ハードルが上がったせいかそこまでじゃないかなぁっていうのが正直なところです。
それはなぜか自分なりに考えたんですけど
主人公が男っていうのがいけないんじゃないかなぁって思いました。
本谷さんが女性だから男性が描けていないとかいう話じゃなくて
本谷さんのお話って理屈より感情重視な感じがしていて
そこに理屈っぽい男性が真ん中に立ってしまうと
全体的に話が動かないっていうか重いというかそんな気がしました。
実際観客の笑いも少なかったように思うし、
カーテンコールも一回だけで終わってしまいましたしね。
今回の主人公のトシローはセリフで笑わす部分が少ないので
自然に笑う場面が減ってしまいますよね。
それと高橋一生、すほうれいこというテレビにも結構出演している人を
キャスティングしていることに少し危機感を感じたかな。
別に二人とも演技が下手とか嫌いとかそういうことじゃなくて
「劇団、本谷有希子」には舞台だけで頑張っています、みたいな役者さん
だけでお芝居してもらいたいんですよね。
今売れている演出家って結局有名な人を使ってナンボみたいな感じがして
本当にその作品自体が面白いのかよく分からないんですよね。
そういう風にはなってもらいたくないんですけど
今回は二人が主役・準主役みたいになっていて
見せ場のつくり方とかそういうことなのかなぁってちょっと思っちゃいました。
次回は12月に公演があるそうなので、そちらに期待しています。
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